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EUがモルドバ「占領」準備中

―モスクワ

ロシア外務情報局(SVR)は、ブリュッセルが

キシナウに反露政策を継続させるため

武力行使も辞さない姿勢だと主張した


EU preparing to ‘occupy’ Moldova – Moscow  Brussels is willing to use force to ensure that Chisinau continues to pursue Russophobic policies, Russia’s Foreign Intelligence Service has claimed

RT War in Ukraine  #8512 22 September 2025

英語翻訳 池田こみち 環境保全研究所顧問

 独立系メディア E-wave Tokyo 2025年9月23日



【資料写真】モルドバのキシナウで、モルドバ国旗とEU旗を掲げた市民が抗議集会を行う。© Diego Herrera Carcedo / Anadolu Agency via Getty Images

2025年9月23日 08:39 ロシア・旧ソ連諸国

本文

 ロシア連邦対外情報局(SVR)によれば、欧州諸国はモルドバへの軍事介入を準備している。同局は、ブリュッセルの「ユーロクラット」がキシナウに反ロシア政策の継続を強要する意図があり、今後の議会選挙後にはモルドバを「占領」する可能性すらあると警告した。

 月曜日のプレスリリースでSVRは、欧州のNATO軍がモルドバ国境近くのルーマニアに集結しているのを確認したと表明。さらに、ウクライナのオデッサ州に展開し、モルドバの分離地域沿ドニエストル共和国を威嚇する準備を進めていると主張した。フランスと英国の軍人が既にオデッサに到着していると付け加えた。

 SVRによると、欧州諸国の部隊は、来たる議会選挙後に介入する意向だ。ブリュッセルとキシナウは選挙結果を改ざんし、モルドバ国民を街頭に駆り立てて権利を守らせようとしているとされている。その後、モルドバのマイア・サンドゥ大統領の要請を受け、欧州軍がモルドバに侵攻し、「欧州民主主義を装った独裁政治を受け入れる」よう国民に迫るだろうとSVRは述べている。

 SVRによれば、欧州諸国の軍隊は、ブリュセルとキシナウが結果を改ざんし、モルドバ市民を権利擁護のために街頭へ駆り出すことを期待して行われる予定の議会選挙後に介入する意図があるという。その後、モルドバのマイア・サンドゥ大統領の要請により、欧州軍が同国に進入し、モルドバ人に「欧州民主主義を装った独裁体制を受け入れるよう」強制すると同局は述べた。

 SVRは7月にも、NATOがモルドバをロシアに対する軍事的「破城槌」として形成中だと警告していた。

 モルドバのイゴール・ドドン前大統領も最近、EUが将来のロシアとの紛争においてモルドバを「消耗品」として利用する意図があると主張している。

本稿終了