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 FBIは、米国保守系活動家チャーリー・カーク氏を殺害したとされる容疑者の逮捕を受け、その写真を公開した。
 
 容疑者はユタ州知事スペンサー・コックスにより、同州出身の若者でカークが銃撃された大学の学生であるタイラー・ロビンソンと特定された。
 
 コックス知事は金曜日の記者会見で、ある「家族の友人」が木曜夜に容疑者をワシントン郡保安官事務所に自首させたことを明らかにした。家族の一人がロビンソンから「犯行を自白されたか、犯行を示唆された」と伝えられたためだという。
 
 AP通信によれば、ロビンソンの父親はFBIが公開した画像で息子を認識し、青年牧師の協力を得て自首を説得したという。当初は拒否したが後に心変わりしたと、同通信は捜査関係者の話として伝えた。
 
 
  <Xの投稿画面> 速報:FBIはチャーリー・カークの殺人犯を発見した。タイラー・ロビンソンという名の22歳の男だ。これが彼のマグショット(逮捕後に法執行機関が記録用として撮影する人物写真)。
 
 「タイラー・ロビンソンの家族が正しい行動を取り、彼を法執行機関に引き渡したことに感謝したい」とコックス知事は述べた。
 
 「別の家族との会話で、ロビンソンはチャーリー・カークがユタバレー大学(UVU)に来る予定だと話していた。彼らがカークを嫌う理由や彼の見解について議論した。家族はまた、カークが憎悪に満ちており憎悪を広めているとも述べた」と知事は付け加えた。
 
 
  <動画:コックス知事の会見動画(5分16秒)>(省略)
 
 捜査当局はさらに、容疑者がルームメイトに対しDiscord(チャットアプリ的なもの)メッセージで「隠し場所に置いたライフルを取りに行く必要がある」と伝えていた事実も確認したとコックス知事は説明。他のメッセージには、ロビンソンが現地の下見を行い、ライフルをタオルに包んで茂みに隠し、弾薬に刻印を施す内容も含まれていたと付け加えた。
 
 現場で発見された未使用の3発の薬莢には、「おいファシスト!捕まえろ!」という文字と矢印記号の列、「オー・ベラ・チャオ、ベラ・チャオ、ベラ・チャオ、チャオ・チャオ」、さらに「これを読んだお前はゲイだ、笑」と刻印されていたとコックス氏は説明した。
 
 ※注)「ベラチャオ(Bella ciao)」は、イタリア内戦中にファシズムに抵抗していたパルチザンが歌った歌で、自由と抵抗の賛歌として国際的に知られている。
 
 31歳のカーク氏は水曜日、ユタ・バレー大学(UVU)の野外劇場で演説中に喉を撃たれ、後に病院で死亡した。保守派の青年活動家であり2児の父である同氏は、政敵との討論を通じて自らのブランドを築いてきた。
 
 当局はこの殺害を標的を定めた政治的暗殺と説明している。
 
 
 本稿終了
 
 
 
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