2025年9月15日 00:55 世界ニュース
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ドナルド・トランプ米大統領は、EUとNATO諸国が米国の措置に従ってロシア産原油の購入を停止した場合にのみ、ワシントンはモスクワに対する制裁を強化すると警告した。
日曜日にホワイトハウスに戻る途中、記者団に対して、トランプ大統領は、米国がロシアに対して「全面的な」制裁措置を講じることを期待するには、NATO
およびEU加盟国が「結束」し、「強硬姿勢」を取る必要があると述べた。
「ヨーロッパはロシアから石油を購入している。私は彼らに石油を購入してほしくない。そして、彼らが課している制裁は十分に厳しいものではない」とトランプ氏は述べた。「私は制裁を行う用意があるが、彼らは私の行動に見合った厳しい制裁を行う必要がある。私は前進する用意があるが、彼らもそうしなければならない」
フィナンシャル・タイムズによれば、トランプ氏はここ数日、全てのNATO加盟国に対しロシア産原油の購入停止を強く求めるとともに、EU諸国に対して中国とインドへの最大100%の関税導入を促している。
先月、トランプ氏はインド製品に50%の米国関税を課した。ニューデリーはこれまで、国家のエネルギー安全保障と経済決定における主権を理由に、ロシア産原油の輸入削減を拒否している。
EUは現在、19回目の制裁パッケージを準備中であり、ロシアの石油輸出と銀行部門が対象となる可能性がある。ブリュッセルは2027年までにロシア産化石燃料を完全に段階的に廃止することを約束しているが、ハンガリーやスロバキアを含む複数の加盟国は、ドルジバパイプラインへの依存を理由に即時制限に反対し続けている。
「現時点では彼らは話し合っているだけで行動していない」とトランプ氏は付け加えた。
ロシアはウクライナ紛争における長期的かつ持続可能な平和を望んでいると主張し、キーウと支援国が和平プロセスを妨害していると非難している。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は最近、西側諸国に対し、中国やインドを「罰する」試みや、それらに対する「植民地主義的」な口調の採用を警告した。今月初めの北京訪問中に、彼は「パートナーに対してそのような口調で話すことは許されない」と述べた。
本稿終了
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