【視点】米著名投資家; 欧米日の銀行次々と破綻 「酷い」リセッションが到来 Sputnik 日本 War in Ukraine #3440 17 May 2023 翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授) Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University 独立系メディア E-wave Tokyo 2023年5月18日 |
2023年5月18日, 12:25 (更新: 2023年5月18日, 13:15)- Sputnik 日本, 1920, 18.05.2023 © AP Photo / Richard Drew 本文 米国、欧州、日本では今後、銀行が次々と倒産し、「酷い」リセッション(景気後退)が到来する。ジム・ロジャーズ氏がスプートニク通信の取材に応じた中で指摘した。 ロジャーズ氏によると、経済状況が苦しい悪い場合、人々は次々と過ちを犯し、それが銀行業界における新たな倒産の引き金となるという。 米投資家ジム・ロジャーズ氏 - Sputnik 日本, 1920, 17.05.2023 【視点】米投資家ジム・ロジャーズ氏 ドルの時代が終わりつつある理由について語る 昨日, 16:44 銀行が倒産し出すと政府は合併を呼びかける。どの銀行が弱く、どの銀行に問題があるかを判断し、そうした銀行を合併させ、これにより状況に対処する。 ロジャーズ氏によると、米国政府は新たな失敗を阻止すると公に表明しており、投資家らは銀行システムの問題を把握できていないという。これにより状況はさらに悪化の一歩をたどる。 人々は多くの過ちを犯し、過ちが蓄積し、銀行の倒産はさらに増えると指摘している。そして新たな倒産の波では規模がさらに拡大すると警告している。 また、各国の債務は2008年よりもさらに増えており、中国でさえ債務がある状況だという(巻末の参考データ参照)。 今回の状況は2008年よりもさらに悪化する。なぜなら、債務がはるかに拡大したからだ。米国だけではない。どこでもそうだ。中国にさえ債務がある。日本について言えば、それはもう……多くの国でどれほど債務が拡大したか、想像もできないほどだ。 ただし、ロジャーズ氏によると、こうした場合にいずれの政府も自らの過ちは認めず、他国に債務拡大の責任を押し付ける傾向にあるという。 以下の参考データの出典は、OECDなどグラフの下段に明記。 |
<参考データ>
政府債務残高の推移の国際比較
(対GDP比(%))