サンクトペテルブルク 国際経済フォーラム(SPIEF)開幕 Sputnik 日本 War in Ukraine #3662 16 June 2023 独立系メディア E-wave Tokyo 2023年6月17日 |
2023年6月14日, 17:21 (更新: 2023年6月16日, 18:12) 本文 ロシアの北都サンクトペテルブルクで「SPIEF(サンクトペテルブルク国際経済フォーラム)2023」が14~17日の日程で開催される。SPIEFはビジネス界の代表者間のコミュニケーションの場となっているほか、ロシアや新興市場、世界が直面する重要な経済的課題を議論する機会となっている。 主催者発表によると2023年のフォーラムには130カ国から約17000人以上が参加する。 毎年、ロシアの友好国から名誉賓国のステータスが与えられる。今年はアラブ首長国連邦(UAE)となっている。メインイベントはプーチン露大統領も参加する全体会議で、16日に行われる予定となっている。 はじめに新しいものはじめに古いもの 21:05 16.06.2023 セルゲイ・ラブロフ外相SPIEFで穀物合意延長の可能性について言及 「機能していないものをどう延長できるのか?」 ウシャコフ大統領補佐官は、穀物合意からの早期離脱の可能性は低いと述べた。 セルゲイ・ラブロフ外相 - Sputnik 日本© ロシア連邦外務省報道部 19:13 15.06.2023 スプートニクとロシア・トゥデイ(RT)によって、ニカラグアとロシア両国の状況を不安定にさせるための嘘やフェイクに対抗することができる。中南米諸国コミュニケーション・市民権評議会のメディアコーディネーターであるダニエル・エジムンド・オルテガ・ムリーリョ氏が、SPIEFでのスプートニクの独占インタビューでこのように述べた。 「我々はスプートニク、スペイン語版RTのように検閲や閉鎖、そして破綻したファシスト政策の侵略行為に立ち向かうマスメディアとの連帯を表明したい。マスメディアや情報通信など、あらゆる分野での協力関係を発展させていく所存だ」 中南米諸国コミュニケーション・市民権評議会 - Sputnik 日本© Sputnik 18:25 15.06.2023 ベネズエラ中央銀行のカリクスト・ホセ・オルテガ・サンチェス総裁は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの「脱ドル化:未来のお金」セッションで登壇した。 「脱ドル化はもはや真新しいテーマではない。我々は世界の新しい金融システムの構築について話すことができる。現在の変化を注視し、各国がお互いに対話を重ねなくてはならない」 サンチェス氏は例として、ロシアとベネズエラと協定によってロシア人がベネズエラでルーブル支払いができるようになった例をあげた。協定では「米ドルの仲介」なしにルーブルから現地通貨に変えられるという。 その他、脱ドル化に関するセッションであがった発言は以下の通り。 米国は自らの地政学的目的を果たすためにドルを「武器」として利用しているため、脱ドル化は国家安全保障上の最優先事項だ 米国の「覇権の危機」と脱グローバル化という一般的な傾向を背景に、ドルの地位は落ち続けている。各国はより地域内での貿易、生産の拡大に向けて動いている ロシアは金やその他の天然資源に紐づいた仮想通貨「ステーブルコイン」の創設を検討している。さらにブロックチェーン技術を使用して、国際決済システム「SWIFT」の代わりを開発することへの関心も高まっている 18:08 15.06.2023 Iranian Ambassador to Russia - Sputnik 日本© Sputnik サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)は経済的だけでなく政治的なプラットフォームでもある。在ロシア・イラン大使がスプートニクのインタビューでこのように述べた。 カゼム・ジャラリ大使は、フォーラムは喫緊の課題を議論する良い機会であるため、イランは毎年積極的に参加していると述べた。 「ロシアは我々にとって隣人だ。良き隣人であることに加え、国際的な問題に対して共通の立場でアプローチを行っている。ロシアは今日、圧力や制裁を受けながらら、世界一極化という重要な問題に直面している。この立場はまさにイランと似ている」 |