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| ウクライナはゼレンスキー政権の腐敗により内部から破壊されつつある-外交官 Ukraine Being Destroyed from Within by Zelensky Government Corruption – Ex-Diplomat 著者；ジョン・マイルズ Sputnik International War on Ukraine #4884 29 Mar. 2024 英語翻訳：池田こみち（環境総合研究所顧問） E-wave Tokyo 2024年3月30日 |
 写真キャプション：ボロボロのウクライナ国旗 © AP Photo / Evgeniy Maloletka 著者；ジョン・マイルズ 政治、経済、国際問題を専門とするスプートニク特派員。ミシシッピ大学を卒業後、ボリビア、ブラジル、英国を歴訪。スプートニクに寄稿するほか、アマチュアの映画監督、写真家でもあり、以前はニューヨークでグラフィックデザインに携わっていた。 リード文 ウクライナの元外交官によると、1991年の独立宣言以来、ウクライナは政治の混乱が続き、出生率や生活水準が急激に低下しているという。 本文 ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は最近、ウクライナの少子化を認めるコメントを発表した。今はウクライナの出生率は世界最低の水準となっている。 「私の考えでは、財政は助けになるが、戦争中であることが出生そのものを刺激することはない。確かに財政／経済は助けになる。しかし、出産に関しては、それは（財政というより）主に安全保障の問題だと思う」。ゼレンスキーは、ウクライナには「防空に関する最新技術」が必要だと主張し、この問題を解決するために外国からの援助を増やすよう求めた。 この発言は、金曜のスプートニクの番組『Fault Lines』での議論を引き起こし、司会のジャマール・トーマスは、1991年の独立以来、ウクライナの人口は着実に減少していると指摘した。元ウクライナ外交官のアンドレイ・テリシェンコ氏がトーマス氏と共にこの問題について議論した。 「ウクライナの人口は、まず第一に、2014年以降に減少しただけでなく、ウクライナが独立した1991年以降に劇的に減少しました。「5,200万人がウクライナに住んでいましたが、ほぼ25年の間に4,500万人まで減少しました。独立から25年の間に700万人が死亡するか、ウクライナを離れたのです。」 西側の助言のもと、政府がいわゆる「ショック療法」と呼ばれる経済政策を実施したことで、ソ連後の他の国々でも同じ傾向が現れた。ポピュリストの指導者たちは大きな支持を維持したが、アメリカの支援を受けた政治干渉によって、新自由主義的な政策が実施されることになった。その結果、欧米資本が特売価格で資産を買い占めたため、人口は激減した。 テリツェンコは続ける。「今はもちろん、人口はかなり減っている。800万人がヨーロッパに去り、150万人がロシアとベラルーシに行った。これは莫大な人数がウクライナを去ったということであり、なぜなら、まず第一に、先行きに繁栄／豊かさが見えず、安全が保障されないからであり、戦争のせいだけではなく、まず何はともあれ、第一に、政府そのものから脱出したということに他ならない。」、と。 元外交官はさらに続け、「年金は支払われていない。脱出した人たちは、海外から、年金を払うように訴えている。ゼレンスキーは、ミンスク合意やイスタンブール合意、和平協定を支持しないことに同意してこの戦争に突入したとき、この国には自らを維持するための資金も能力も経済力もないことを理解すべきだったのだ。」、と。 そして、「今、彼（ゼレンスキー）は、アメリカの納税者に、ウクライナの年金受給者やウクライナ政府高官への給料を要求しているが、（実際のところ）ウクライナの年金受給者の25％、30％以上が基本的に年金を受け取っていない。」と強調した。 アメリカからウクライナへの援助は、アメリカ人が地球の裏側にある国の基本的な政府サービスに資金を提供するよう求められているとして、アメリカ国内で大きな議論を呼んでいる。しかし、アメリカの大盤振る舞いにもかかわらず、ウクライナ政府は崩壊寸前の状態に陥っている。批評家たちは、何百万ドルもの外国からの援助が腐敗した役人たちによって着服されている可能性が高いと警告している。ウクライナは長い間、国際的なランキングでヨーロッパで最も腐敗した国とされてきた。 「彼らはもうこれ以上自らを喰わせることができないのだ。」とテリツェンコは指摘する。「だから、ウクライナを離れるか、ウクライナで死ぬかしか選択肢がない。これがウクライナの現状だ。この30年間、ウクライナはどんどん悪くなり、この2年半で完全に破壊されてしまった。」と元外交官は強調した。 「教師の給料は100ドルで、今は50ドルに減らされている。想像できますか？これがウクライナで今起きていることです。教師には給料が支払われず、年金生活者には年金は支払われない。戦争からではなく、自分たちを守るために国外に脱出する以外に選択肢がないのです。なぜなら、彼らはもう自ら食べていくすべを何も持たないのだから。」 本文終了 |