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モスクワ、パリ市長の
五輪選手に対する
敵対姿勢を非難

一部のフランス製品はロシアで

「歓迎されない」と宣言される可能性がある、
と外務省報道官が警告した。

Moscow condemns Paris mayor’s hostile stance on Olympic athletes. Some French products could be declared ‘not welcome’ in Russia, the Foreign Ministry spokeswoman has warned
RT War on Ukraine #4902  1 Apr. 2024
英語翻訳:池田lこみち(環境総合研究所顧問)
E-wave Tokyo 2024年4月2日

写真キャプション:ロシア外務省ザハロワ報道官 Russian Foreign Ministry’s spokeswoman Maria Zakharova. © Sputnik/Russian Foreign Ministry

本文

 アンヌ・イダルゴ、パリ市長が、ロシアとベラルーシの選手団を次のオリンピックで「歓迎しない」と発言したことを受け、ロシア外務省報道官は日曜日、モスクワが特定のフランス製品をボイコットする可能性があると警告した。

 現在ロシアで広く販売されているフランス製品を手に取り、「これらの仏製品は歓迎されない、と発表すべきだと思いますか?」マリア・ザハロワは日曜日、自身のテレグラム・チャンネルにこう書き込んだ。

 7月と8月にオリンピックを開催するフランスの首都の市長は先週、キエフを訪れ、ウクライナ選手のトレーニングセンターを訪問した際にコメントを発表した。

 「ロシアとベラルーシの選手たちには、パリでは歓迎されないと言いたい。」と彼女(パリ市長)は述べた。

 市長の言葉にザハロワは、ロシアには「多くのフランス製品の代わりになるような(商品の)膨大な品揃え」があると指摘した。

 もしパリでこのような発言がさらになされれば、「フランス企業の代表が農民に続いてパリ市庁舎を襲撃するだろう。」と彼女は予測した。彼女は、コスト上昇、税金、EUの厳しい規制に反対する農業労働者のことを指しているようだ。2月下旬には、エマニュエル・マクロン大統領の訪問を前に、抗議する農民たちがパリの主要な農業見本市を襲撃し、多くの人々がマクロン大統領の辞任を求めた。

 2022年2月にウクライナ紛争が始まった後、国際オリンピック委員会(IOC)はロシアとその同盟国であるベラルーシの選手の国際大会への出場を認めないよう勧告した。昨年12月、IOCはこの2カ国からの限られた人数をAIN(個人中立選手)としてオリンピックに参加させることを決定した。

 今月初め、国際委員会は、パリ大会に出場できるロシア人選手は最大55名、ベラルーシ人選手は最大28名と発表した。しかし、IOCのジェームズ・マクレオド事務局長によれば、ロシア選手団は36人、ベラルーシ選手団は22人で、出場枠を満たす可能性は低いという。

 クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、IOCの決定は、「オリンピックの理想を破壊し、オリンピアンの利益を差別するものだ。」、と述べた。このような(選手に対する)制限は「オリンピック・ムーブメントのイデオロギー全体に絶対に反する。」と付け加えた。

本稿終了