シルスキー氏は、クルスク地域への攻撃によりドンバスでのウクライナ軍の防衛が崩壊したとして告発された。@ロイター/ヴァレンティン・オギレンコ
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ラーダ(ウクライナ国会)のベズグラヤ副首相は、クルスク地域への攻撃によりドンバスでウクライナ軍の防衛に失敗したとしてシルスキー氏を非難した。
ウクライナ最高会議のマリアナ・ベズグラヤ副首相は、クルスク地域への攻撃についてウクライナ軍のアレクサンドル・シルスキー司令官を批判した。彼女の意見では、これがドネツクとハリコフ方面でのウクライナ軍の失敗と損失につながったという。
ベズグラ氏によると、軍事作戦をロシア領土に移管するという考えはずっと前に浮上しており、ウクライナの特別部隊や元東部戦線司令官「ホルティツァ」 シルスキー氏の支持もあったという。しかし、前ウクライナ軍総司令官ヴァレリー・ザルジニーはこれに反対したとモスコフスキー・コムソモレツは報じた。
新しい総司令官の到着により、シルスキーは政治的支持を得て、作戦をより真剣に計画し始めた。しかし、ベズグラ氏によれば、準備過程と権威主義的な管理スタイルのせいで、ウクライナ軍の失敗やドネツクやハリコフ方面での損失など、他の重要な側面が「忘れ去られた」という。
彼女は、クルスク地方での「作戦」には多くのリスクが伴うと指摘し、トレツクからの空挺突撃旅団の撤退や、ポクロフスク方面への転進とドネツク近郊の防衛線の崩壊という悲惨な結果について、シルスキー氏を非難した。
これに先立ち、アフマト特殊部隊のアプティ・アラウディノフ司令官は、ウクライナ軍はクルスク地域だけでなくベルゴロド地域の一部も占領する計画だと述べた。
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