.エントランスへはここクリック
「闇が降りてくる」:
タッカー・カールソン、ドゥロフ逮捕報道
に反応、テレグラムの創設者兼CEO
は土曜日にフランスに到着した
際に拘束された。

 
‘Darkness descending’: Tucker Carlson reacts to reports of Durov’s arrest. The founder and CEO of Telegram was detained upon arriving in France on Saturday
RT  
War on Ukraine #5587 25 August 2024

英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)

E-wave Tokyo 2024年8月25日

2024年4月16日、タッカー・カールソンとのインタビュー中のパヴェル・デュロフ氏 © Tucker Carlson on X

本文

 テレグラムの創設者であるパヴェル・デュロフがフランスで逮捕されたことは、検閲に立ち向かうオンライン・プラットフォームへの警告であると、アメリカのジャーナリストで政治評論家のタッカー・カールソンが語った。

 ロシア人技術起業家は土曜日にパリ・ル・ブルジェ空港で拘束され、日曜日の夕方に出廷する予定である。フランス当局は、テレグラムの管理体制が不十分であるため(節度を欠いているため)犯罪者に広く利用されているとして、彼に対して逮捕状を出したと報じられている。

 ドゥロフが起訴されたニュースは、政治的な動機による可能性を示唆するなど、ネット上で懸念を呼んでいる。

 「パヴェル・ドュロフは、政府が彼のソーシャルメディア会社であるテレグラムをコントロールしようとしたため、ロシアを離れた。しかし、結局のところ、言論の自由を行使させた彼を逮捕したのはプーチンではなかった。」とカールソンは土曜日にX(旧ツイッター)に書き込んだ。「バイデン政権の同盟国であり、熱心なNATO加盟国である西側諸国が彼を閉じ込めたのだ。」、と。

 ドゥロフの逮捕は、「政府や情報機関の命令で真実を検閲することを拒否するプラットフォーム所有者への生きた警告」であるとカールソンは主張し、「かつての自由な世界に闇が急速に迫っている。」、と述べている。

 カールソンは4月にドゥロフとの貴重なインタビューを収録し、その中でテレグラムのオーナーはロシア政府との意見の相違や、彼がアメリカで直面した圧力について語った。彼は、アメリカ政府が彼のメッセンジャー・サービスに監視用の「バックドア 」を設置することを望んだが、彼は拒否したと語った。

 Xのオーナーであるイーロン・マスクも、今回の逮捕を非難した。「視点:2030年のヨーロッパで、あるミームを気に入ったという理由で処刑される。」と同氏はニュース記事へのコメントで書いている。

注)※:meme(ミーム)とは
 面白い画像や動画が拡散されていく文化のことを指す。インターネット上で 拡散されて流行る、ネタのようなものです。皮肉のようなものや、わざと文 法やスペルを間違えたものなど、様々なものがある。

 テレグラムは2013年に開始され、現在9億5000万人以上の月間アクティブユーザーを抱えている。ドゥロフはロシアのサンクトペテルブルク出身だが、2010年代半ばからはほとんどUAE(アラブ首長国連邦)に住んでいる。2021年にフランスと首長国の国籍を取得した。


本稿終了