マスク氏、
ウクライナ軍による
露クリミア攻撃を阻止
Sputnik 日本
War on Ukraine #5679 4 September 2024
E-wave Tokyo 2024年9月4日
マスク氏、ウクライナ軍による露クリミア攻撃を阻止する -
Sputnik 日本, 1920, 04.09.2024 © AP Photo / Jordan Strauss/Invision
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マスク氏は露クリミア半島上空で衛星通信「スターリンク」をオンにするよう、ウクライナ政府から協力を要請されたものの、これを拒否し、結果としてロシア領への攻撃を阻止した。
マスク氏は今回の措置について、SNSへの投稿で次のように説明した。
「スターリンクはこのとき、(クリミア上空で)人工衛星の起動を禁止された……なぜなら、この行動は米国の対ロシア制裁に違反するからだ!」
米国は様々な制裁を発動してロシアとの取引を禁止している。仮にクリミア上空でマスク氏が衛星システムの通信を許可していれば、これは政府の対ロシア制裁違反に該当していたとのこと。
また、ウクライナ軍の攻撃に協力していれば、スターリンクは商用システムから軍事システムへと変わり、その結果として衛星システムが他国の攻撃対象になるとの懸念も示した。
マスク氏はこれまでにもクリミア上空での通信を許可してこなかった。これについて、「人殺しではなく人助けをしたい」と説明、第三次世界大戦に通じるような軍事作戦にスターリンクを使用させることは望まないとも表明していた。
イーロン・マスク
イーロン・マスク このWiredの記事は、ウクライナがロシア艦隊に攻撃を仕掛けようとしたとき、我々がスターリンクをオフにしたという不正確な情報を再び広めている。
スターリンクは当時、クリミアで衛星ビームをオンにすることを禁じられていた。そうすれば米国の対ロシア制裁に違反するからだ!
私たちは真夜中に、ウクライナ政府から数時間のうちにクリミアでスターリンクを起動させるという予期せぬ要請を受けたが、アメリカ政府からは制裁を無効にする要請も許可も得られなかった。
もしウクライナの要求通りにしていたら、米国法違反の重罪になっていただろう。
我々はまた、スターリンクが軍事用システムではなく、商用システムであることを利用規約で明確にしている。軍事通信を含む通信のためにスターリンクを使用することは、軍がインターネットを一般的に使用するのと同様、問題ない。
しかし、意図的に明白な戦争行為に関与するのであれば、スターリンクを軍事システムにしていることになり、他国は我々の衛星を撃墜するあらゆる権利を有することになる。
Source: Wired.com
本稿終了
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