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トルコ大統領がBRICS加盟を申請、「他人の顔色を窺って自分の未来を決めるな」
Sputnik 日本
War on Ukraine #5886 26 September 2024


E-wave Tokyo 2024年9月27日


© AP Photo / Denes Erdos


本文

 BRICSとASEANは経済協力を発展させる機会をトルコに提供するが、これはNATOからの離脱を意味するものではない。トルコのエルドアン大統領が表明した。

 先にロシアのウシャコフ大統領補佐官はトルコがBRICSの正式加盟を申請したことを明かした。エルドアン大統領は10月22日から24日にかけてロシアのカザン市で開催されるBRICS首脳会議への招待を受け入れている。

 エルドアン大統領は国連総会が開催されているニューヨークから帰国する飛行機の機内で記者会見に応じ、次のように語った。

 「まず第一に、BRICSとASEANへの参加、そしてここにおける我々のプレゼンスにより地域の算段は変わるだろう。これは、まったく異なる組織の構築につながる……BRICSやASEANは、経済協力を発展させる機会を与えてくれる機構だ。こうした組織への参加はNATO離脱を意味しない。

 我々は、これらの同盟や協力が相互の代替になるとは考えていない。今日、世界には国際的な緊張が存在するが、冷戦時代はとうに終わっている。

 BRICSやその他の機構に加わるな、と言う連中の顔を見れば、EU(我々が何年も加盟しようとしてきた)の入り口で我々を待たせていた連中と同じである。こうした連中の顔色をうかがって、自分たちの将来を決めることは決してできない」

 国連総会ではその他、 ボリビア外相もBRICSへの参加希望を表明した。


 BRICSは2006年に設立された国家間組織。同組織の第14回サミットは10月22日から24日にかけて議長国ロシアのカザン市で開かれる。

本稿終了