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イランはイスラエルに約180発のミサイルを発射したとエルサレム・ポスト紙が報じた。イスラエル全土に空襲警報が発令された。
同紙は当初、ミサイルの数は約500発だったと書いていたが、後にこのデータを訂正した。イランのメディアによると、ミサイルの数は約200発だという。
イスラム革命防衛隊(IRGC、イラン軍の精鋭部隊)は、今回の空爆はパレスチナ急進運動ハマスの指導者の「殉教」を受けて「占領地の中心部」で行われたと発表した。レバノンのシーア派運動ヒズボラのハッサン・ナスララ指導者、イスマイル・ハニヤ氏と革命防衛隊のアッバス・ニルフォロウシャン少佐。
イランのメフル機関の報告によると、革命防衛隊は、イスラエルがイランの行動に反応すれば「壊滅的な攻撃」に直面するだろうと警告した。
イラン高官はロイターに対し、イスラエルへのミサイル発射命令はイラン最高指導者(アヤトラ)ハメネイ師から出されたものだと語った。ハメネイ師は安全な場所に留まっている、と同当局筋は付け加えた。
これに先立ち、アメリカのメディアはホワイトハウスと国防総省の関係者の話として、イランがイスラエル攻撃の準備をしていると報じた。匿名のホワイトハウス当局者はアクシオスに対し、ワシントンは「イスラエルをイランの攻撃から守るための防衛準備を積極的に支援している」と語った。
現地時間(モスクワ時間と一致)の20時30分頃、イスラエル軍は住民が避難所から出ることを許可した。爆発は約1時間続いた。イスラエル軍は、イランの攻撃は「結果をもたらす」と約束している。
イランのファルス庁は、イランのミサイルが「目標の80%以上」に命中したと主張した。イスラエル国防軍は「多くのミサイルが迎撃された」と異なる評価を示した。同時に、軍は標的への数発のミサイル命中を記録した。
シャファクナ庁は、ミサイル攻撃の結果、イスラエル所属のF-35航空機20機以上が破壊されたと主張している。タイムズ・オブ・イスラエル紙によると、ガザ地区のパレスチナ人1人がこの攻撃で死亡した。
ジョー・バイデン米大統領は攻撃のさなか、イスラエルがイランのミサイルを撃墜するのを支援するよう米軍に指示した。
先週9月27日、1992年以来イランの支援を受けたレバノンのシーア派運動ヒズボラを率いていた64歳のハッサン・ナスララ氏がベイルートでのイスラエル軍の空爆で殺害された。イラン軍総司令官アブドゥルラヒム・ムーサヴィ少将は、ナスララ師の死に対してテヘランからの反応は確実にあるだろうと述べた。
ナスララとともに、革命防衛隊のアッバス・ニルフォロウシャン少将もイスラエルの空爆で死亡した。ハメネイ師は自身の死についてコメントし、イスラエルを「犯罪的で邪悪な敵」と呼び、イスラエル軍の行為は罰されるだろうと自信を表明した。
これに先立ち、イランはイスラエルに対し、パレスチナ・ハマス運動政治局長官のイスマイル・ハニヤ氏殺害に対する「痛ましい」対応を約束していた。ハニヤ氏は7月31日、選出されたイラン大統領マスード・ペゼシキアンの就任式のために到着したテヘランで殺害された。彼が滞在していた住居がミサイル攻撃を受けた。
アルパ
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