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米国のニュースメディアに対する信頼度が過去最低を記録 – 世論調査 
報道機関がニュースを公平かつ正確に報道していると信頼していると答えた
米国人はわずか31%

Trust in US news media hits record low – poll. Only 31% of Americans say they have confidence that the press reports news fairly and accurately
RT War on Ukraine #6074 15 October 2024

英語池田こみち(環境総合研究所顧問)
E-wave Tokyo 2024年10月16日


フェイク・ニュースの画面 © Getty Images / iStock

15 Oct, 2024 17:57

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 月曜に発表されたギャラップ社の最新世論調査によると、米国人の三分の一以下しか米国のニュースメディアを信頼しておらず、これは過去最低の数値である。

 今年の調査では、メディアがニュースを十分に、かつ正確に報道していると考える米国人の割合が昨年から1ポイント減少した。この傾向は、2018年から下降線をたどっている。

 メディアを完全に信用していないと答えたアメリカ人の数は、3年連続でメディアを完全に信用していると答えた人よりも多くなっている。しかし、今回の調査では、メディアを完全に信用していないと答えた回答者は36%で、2023年の39%からわずかに減少していることが分かった。

 一方で、メディアに「あまり」信用していないと答えた人は、今年33%に増加した。

 共和党と民主党の間には依然として大きな隔たりがあり、前者の報道機関への信頼度はわずか12%であるのに対し、後者は54%に上る。しかし、党派間の隔たりはここ数年で実際には狭まっている。ギャラップ社がまとめたデータによると、例えば2022年には民主党員の約70%が報道機関への信頼を表明していた。

 ギャラップ社が全米に住む1,007人の成人を対象に実施した世論調査によると、9月の最初の2週間に電話インタビューで実施されたこの調査では、回答者は無作為に選ばれた。

 ギャラップ社は1972年に初めてこの質問をアメリカ国民に尋ね、1997年以降はほぼ毎年、メディア信頼度調査を実施している。1970年代には信頼度は70%前後を推移していたが、1990年代後半には55%前後まで低下し、過去20年間は低下の一途をたどっている。

本稿終了