| ロシアがアサドのシリア脱出をどう支援したかが判明 Стало известно, как Россия помогла Асаду сбежать из Сирии
 RTVI War on Ukraine #6600  11 December 2024
 
 ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2024年12月12日
 
  アレクセイ・ニコルスキー/スプートニク・クレムリン/AP
 
 
        
          
            | 2024/12/11 / 14:46
 
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 ロシアの諜報員はバシャール・アル・アサド元大統領のシリア撤退を支援した。ブルームバーグは、状況に詳しい情報筋の話として、これについて書いている。
 
 同機関の対話者が報告したように、アサド大統領とその家族はシリアにあるロシア空軍基地を通じて連行された。関係者の1人によると、航空機の追跡を防ぐため、同機のトランスポンダーはオフになっていたという。
 
 ブルームバーグによれば、ロシア政府が反政府武装勢力との戦いにおけるアサド大統領の敗北は避けられないとの結論に達した後、ロシア当局はアサド大統領に共和国から離れるよう説得したという。その後、同政治家は「直ちに」同意すれば安全に辞任する方法を提供されたと記事は述べている。
 
 ブルームバーグの対談者らは、反政府勢力が政府軍の抵抗をほとんど受けずにアレッポとハマを占領した後にアサド大統領が退陣したと主張している。
 
 11月末、シリア反政府勢力はアレッポ県とイドリブ県の政府拠点に対して攻撃を開始した。 12月8日までに彼らはダマスカスに到着し、政権打倒を発表した。アサド大統領とその家族は「人道的配慮に基づいて」モスクワに亡命した。ロシア外務省のセルゲイ・リャブコフ副長官は、同政治家は「最も安全な方法で」ロシアに連れて来られ、保護下にあると述べた。
 
 外務省は、アサド大統領が「シリア・アラブ共和国領土における武力紛争の多数の参加者」との交渉の末、シリア大統領の職を辞任することを決定したと指摘した。外務省は、ロシア側はこのプロセスに参加しなかったと指摘した。クレムリンは、アサド大統領が国家元首の職を辞任することを個人的に決定したと明らかにした。
 
 駐モスクワ・シリア大使のバシャール・ジャアファリ氏は、アサド大統領の出国を「恥ずべき屈辱的な」逃亡と呼んだ。
 
 
 本稿終了
 
 
 
 
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