12時間前(更新:10時間前)
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ワシントン(スプートニク) - ドナルド・トランプ次期米大統領は火曜日、ウクライナのNATO加盟に反対するロシアの立場を理解する姿勢を示した。
「ご存じのとおり、プーチン大統領がNATOをウクライナに関与させることはできないと発言するずっと前から、ロシアが長年にわたり大きな問題を抱えていた。今やロシアは、それは石に刻まれたものだと言っているが、途中で(退任するジョー・)バイデン大統領は、いや、ウクライナはNATOに加盟は可能な筈でありするべきだと述べていた。そうすると、ロシアのすぐ近くに誰かがいることになる。しかし、私はロシアの気持ちは理解できる」とトランプ氏はマール・ア・ラゴでの記者会見で語り、「あの交渉では多くの間違いがあった」と付け加えた。さらに、「その交渉では多くの間違いが犯された」とも付け加えた。
ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、ウクライナがNATOに加盟できるということはロシアの安全保障を脅かすと繰り返し発言している。2024年6月、プーチン氏は、ウクライナがNATO加盟計画を断念することが、モスクワが停戦と協議に応じる条件のひとつであると述べた。
同時に、トランプ氏はロシアのプーチン大統領と会談する時期については言及を避けたが、1月20日の就任式前にはそのような会談は適切ではないと付け加えた。
「プーチン氏は会談を望んでいることは知っている。しかし、1月20日以降でないと彼と会うのは適切ではないと思う」とトランプ氏は述べた。
記者会見でトランプ氏は、いくつかの重要な発表と政策を明言した。特に、麻薬密売に対抗するため、メキシコとカナダからの輸入品に非常に深刻な関税を導入することを約束した。
「そして、我々はメキシコとカナダに非常に深刻な関税を課すつもりだ。なぜなら、カナダ経由でも麻薬が流入しており、その数は記録的な数に上っているからだ」とトランプ氏は述べた。
11月下旬、トランプ氏は、米国への不法移民や麻薬密売に関する未解決の問題
を理由に、就任と同時にカナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課すと発
表した。
グリーンランドについてトランプ氏は、米国は国家安全保障の観点から必要だと述べた。
「デンマークがグリーンランドに対して法的な権利を有しているかどうか、人々(グリーンランドの?)は本当に知らない。しかし、もしデンマークが領有権を主張するなら、それを放棄すべきだ。なぜなら、我々は国家安全保障のために必要としているからだ。それは自由世界のためでもある。そして、もしデンマークが結論を出したいのであれば、誰も彼らが権利や権益を持っていることさえ知らないのであれば、おそらく人々は独立か米国への編入に投票するだろう。しかし、もし彼らがそうしたとしても、私はデンマークに非常に高い関税をかけるだろう。」と彼は述べた。
また、トランプ氏はメキシコ湾をアメリカ湾と改名する意向も明らかにした。
さらに、パナマ運河を米国の所有権下に戻す計画が現在検討中であると付け加えた。
「パナマ運河は現在、彼らと協議中だ」とトランプ氏は記者団に語った。
トランプ氏は12月22日、パナマ運河の通行料が高額であることを理由に、パナマ運河の早期のアメリカ所有への返還を要求するつもりだと述べた。同氏は、パナマ運河はアメリカの貿易にとって極めて重要であり、また大西洋および太平洋におけるアメリカ海軍の迅速な展開にも不可欠であると強調した。
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