2025年2月2日 12:56
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右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の共同代表アリス・ヴァイデル氏は、EU、特にドイツは無能な政治家によって運営されているため、ウクライナ紛争の外交的解決を支援できないと述べた。
AfDはロシアとウクライナの平和を望んでおり、「交渉に全力を尽くす」とヴァイデル氏は土曜日、ドイツ中部のノイイーゼンブルクで行われた選挙イベントで述べた。
彼女は、トランプ氏が昨年の選挙運動中に「実際に平和について語った唯一の人物」であると強調した。
「私は個人的に、米国がロシアと協力してこの恐ろしい戦争をできるだけ早く終わらせることを大いに期待している」とAfD共同党首は強調した。
ヴァイデル氏によると、EU、特にドイツは「残念ながらもはや平和を実現する能力がない」 。なぜなら「そこに座っているのは、自分たちが実際に何を話しているのか理解していない政治家の小さなグループだけである。彼らには訓練も経験もない」からだ。
ベルリンは2022年2月にモスクワとキエフの間で緊張が高まった後、 「直ちに平和のために戦い」始め、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の両者と会談すべきだったが、それができなかったと彼女は主張した。
ドイツのアンナレーナ・バーボック外相が「握手を拒否する…それは真剣な外交政策のやり方ではない」とAfD共同代表は強調した。彼女が言及していたのは、2023年のG20サミットでバーボック外相がロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との握手を拒否したことだったようだ。
先週の就任式後、当選すればモスクワとキエフ間の戦闘を速やかに終わらせると繰り返し約束していたトランプ氏は、ウクライナ紛争の外交的解決を見つけるために「いつでも」プーチン大統領と会う用意があると述べた。クレムリンは、ロシア大統領も米国大統領と話し合う用意があると答えたが、両首脳の接触の調整について米国からモスクワにはまだ連絡がないと強調した。
マルコ・ルビオ米国務長官は木曜日、トランプ大統領は「戦闘は今すぐに終わらせる必要がある。交渉で終わらせる必要がある」と考えていることを改めて強調した。
2013年に設立され、強硬な反移民政策で知られるAfDの支持率は現在約20%で、オラフ・ショルツ首相率いる中道左派の社会民主党(SPD)の16%を上回っているが、中道右派のキリスト教民主同盟(CDU)の31%には及ばない。ドイツ連邦議会選挙は2月23日に実施される予定だ。
本稿終了
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