BRICS+ Global East & South DeepSeekの役割は「破壊的」 「それは使用するだけでなく、構築するものでもある」からだ El rol de DeepSeek "es disruptivo" porque "es algo para no solo usar, sino tambien construir" Sputnik Mundo（世界） War on Ukraine　＃7198　5 March 2025 スペイン語翻訳・青山貞一（東京都市大学名誉教授） 独立系メデア E-wave Tokyo 2025年3月5日(JST) DeepSeek アプリ - スプートニク インターナショナル、2025 年 3 月 5 日 c APフォト/アンディ・ウォン 6時間前 (更新: 3 時間前) 本文 　中国の人工知能（AI）プラットフォーム「DeepSeek」が立ち上げられてからまだ1か月余りだが、テクノロジー業界や地政学への影響は依然として計り知れないと専門家がスプートニクに語った。 　リオデジャネイロ連邦大学（UFRJ）のシステム工学・情報科学大学院プログラムの教授であるクラウディオ・ミセリ氏は、誰でもコードをダウンロードして実行できるオープンソース版のAIはすでに存在するが、中国版の方がはるかに優れており、使用するリソースもはるかに少なく、OpenAIの場合のように過剰な天然リソースを使用しなくても品質を実現できることを示していると指摘した。 　「他のモデルも登場している。実際、アリババはディープシークの直後に独自のバージョンをリリースし、さらにいくつかのモデルが登場した。ディープシークが重要なのは、単に使用するだけでなく、その成功と進歩を基に構築できるからである。これは完全に破壊的だ。なぜなら、特許を作成して金儲けすることをベースにしているオープンAIとは正反対だからだ」と専門家は指摘した。 DeepSeek アプリ - スプートニク インターナショナル、1920 年、2025 年 2 月 4 日 DeepSeekの成功はテクノロジー市場全体の転換点となる可能性がある　2月4日 17:15 GMT 　地政学的な観点から、リオグランデ・ド・スル連邦大学（UFRGS）の政治学および国際関係学教授であるエンリケ・カルロス・デ・カストロ氏は、少数の人々の手による高額投資とさらに大きな利益を重視する超資本主義のAIモデルにとって、ディープシークは真の脅威であると考えている。 　「人間は戦争や企業、利益を生み出すのと同じように、企業の問題だけでなく社会の問題を解決する人工知能を構築できる可能性がある」と同氏は語った。 　だからこそ、低コストで高性能なDeepSeek のような製品の登場に対して、米国などの大企業が即座に反応したのだと彼は振り返る。 　「これはすでにトランプ政権第1期に起きており、同政権は中国の人工知能技術開発を阻止する目的で中国に制裁を課した。その行動は明らかに帝国主義的であり、20世紀初頭の典型的なスタイルだ」とアナリストは考えている。 DeepSeek アプリ - スプートニク インターナショナル、1920 年、2025 年 1 月 29 日 中国がディープシークのインキュベーターとなった経緯と、米国が追いつくのに苦労する理由　1月29日 13:24 GMT 　アジアの巨人によるAIの技術的飛躍が明らかにしたもう一つの問題は、中国や西側諸国以外の国々の生産力や技術力に関して、グローバル北半球の知識が不足していることである。 　「中国にはすでに、国際ランキングで急上昇している大学がいくつかある。中国の研究への刺激は、5Gにおけるファーウェイの事例のように、コンピューティングの他の分野で非常に興味深い結果をもたらしている。[...] 科学論文の生産において、中国はすでにリーダーでaある。世界で最も多くの科学論文を生産している１０の大学のうち、７つは技術分野で中国の大学である」とデ・カストロ氏は説明する。 　専門家によると、アジアの大国である中国では、ファーウェイ、シャオミ、アリババなどの企業がテクノロジーや人工知能に多額の投資をしており、この分野での給与も非常に競争力があるという。 　ミセリ氏は、その結果、中国では研究と教育に巨額の投資が行われ、何年もその成果が上がっており、米国が独占と利益をいかに維持しようと努力しても、世界の大多数が恩恵を受けることになるだろうと語る。 本稿修了