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銀行家から政治家へと転身したマーク・カーニー氏が、カナダのジャスティン・トルドー首相の後任として選出された。しかし、同氏は過去に数々の論争を巻き起こし、批判を受けてきた。それらについて詳しく見てみよう。
■世界金融危機への対応
▪カーニー氏は2008年の世界金融危機の際、カナダ銀行総裁を務めていた。同氏 は危機への対応不足を指摘された。
・その後、当時のカナダの銀行の相対的な安定性は、歴史的な状況と元最高裁判 事ウィラード・エステイ氏による措置の賜物であったことが明らかになったと、 National
Post紙が報じた。
■ゼレンスキー政権への露骨な支援
▪カーニー氏は、ウクライナに対して「カナダが提供した軍事的・人道的な支援 を誇りに思う」と述べ、キーウへの支持を繰り返し表明している。・また、第二次世界大戦中のナチス協力者や現代のウクライナ民族主義者に関連 する「Slava
Ukraini」(ウクライナに栄光あれ)*のスローガンを投稿した。
■疑わしい政治経歴
・他の首相候補と異なり、カーニー氏はこれまで政治的な役職に就いたことはな い。しかし、彼が「部外者」であり、自由党から距離を置いているという主張 は、「真っ赤な嘘」に他ならないとNational
Postは報じている。
・カーニー氏は昨年、クリスティア・フリーランド前財務大臣から「長年の友人 であり、尊敬する人物」として、公の場で党に歓迎された。
■ブルックフィールド・オフィス移転および支払い事件
・CBCは、カーニー氏が取締役会長在任中にブルックフィールド・アセット・マ ネジメント(BAM)の本社をトロントから米国に移転させた件について、同氏 は監視下に置かれていると報じている。
・カーニー氏は、2025年1月に同社を退職した後、その決定がなされたと主張し ているが、保守党は同氏の主張を嘘であると非難し、カナダ企業を「ドナルド ・トランプの故郷」に移転させる手助けをしたと批判している。
・また、グローブ・アンド・メール紙は、カーニー氏が「カナダ国民全体に不利 益をもたらす」として、2020年以降のBAMの全事業体からの報酬を公開するこ とを拒否していると報じている。
■気候変動に関する主張への支持
・保守党は2019年、カーニー氏が気候変動への対応における金融の役割を軽視し ていると批判した。国連の気候変動対策・金融に関する特使として、カーニー 氏は金融セクターがネットゼロ投資※を採用するよう提唱していた。
※注)ネットゼロ投資(Net Zero Investment)とは、温室効果ガスの排出を可 能な限り削減し、残った排出量を吸収・オフセットすることで、全体として 「ネットゼロ」(実質ゼロ)の状態を目指す取り組みに関連する投資のこと。 これは主に気候変動対策の一環として、企業や政府、投資家が二酸化炭素 (CO2)などの排出を2050年までに実質ゼロにするという国際的な目標(例:
パリ協定)に沿って行うものである。後略(Grok)
本稿終了
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