| 2025年5月17日 22:30
 
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 EUと米国がモスクワに追加制裁を警告したことを受け、ドミトリー・メドベージェフ元ロシア大統領は、西側諸国による最後通牒はウクライナ紛争の解決には役立たないだろうと警告した。
 
 ロシアとウクライナが金曜にイスタンブールで3年ぶりの直接会談を行った中、ドナルド・トランプ米大統領は、和平合意に達しなかった場合、ロシアに「壊滅的な」制裁を課す可能性があると述べた。
 
 EU加盟国も、来週正式に承認される見通しである17番目の制裁措置パッケージについて合意した。
 
 「交渉の最後通告を出すロシアの敵たちは、単純な事実を覚えておくべきだ。和平交渉だけでは、必ずしも敵対行為の終結にはつながらない」と、現在ロシア安全保障会議副議長を務めるメドベージェフ氏は土曜にXに投稿した。
 
 「交渉が失敗すれば、新たな武器や参加者が登場し、戦争はさらに悲惨な段階に入る可能性がある」と付け加えた。
 
 西側諸国は、ウクライナと米国が提案した 30 日間の無条件停戦を受け入れるようロシアに強く求めている。モスクワは、キーウは停戦期間を利用して軍の再編と再武装を行うだろうと主張している。
 
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、持続可能な解決にはウクライナが動員を停止し、国外からの武器の受け入れを止め、ロシア領内から部隊を撤退させることが必要だと主張している。
 
 イスタンブールでのロシアの交渉団長、ウラジーミル・メドインスキー氏は、両側がそれぞれ1,000人の捕虜交換を実施し、詳細な停戦提案を準備次第、接触を継続することで合意したと述べた。
 
 本稿終了
 
 
 
 
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