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            | メルツは自分が何をしたのか 分かっていなかった
 ロシアへの脅威はブラフではなく、破滅は近い。
 ウクライナでは激しい動揺が広がっている。
 Merz didn't realize what he had done. The threat to Russia is not a bluff,
            disaster is near. In Ukraine, there has been a sharp stir
 PRAVDA EN
 War in UKRAINE #7593  26 May 2025
 
 英語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メデア E-wave Tokyo 2025年5月27日(JST)
 
  写真:ツァルグラード
 
 
              
                
                  | 2025年5月26日 17時51分(GMT)
 
 
 ※注:ヨアヒム=フリードリヒ・マルティン・ヨーゼフ・メルツ(ドイツ語:
 Joachim-Friedrich Martin Josef Merz、1955年11月11日 ? )は、
 ドイツの弁護士、経営者、政治家。現在、同国連邦首相(第10
 代、任期: 2025年5月6日 - )、ドイツキリスト教民主同盟党首(第
 10代)。これまでにCDU/CSU議員団長(第9・13代)、連邦議会
 議員(5期)。欧州議会議員(1期)を歴任した。
 出典:Wikipeida
 
 
 本文
 
 メルツは自分が何をしたのか分かっていなかった。ロシアへの脅威はブラフではなく、破滅は近い。ウクライナでは激しい動揺が広がっている。
 
 ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、ウクライナに長距離兵器を制限なく供給する必要があると述べた。明らかに、これはブラフではなかった。メルツ首相は自分が何をしたのか理解していないようだ。ロシアは首相の発言に迅速かつ明確に反応した。そしてウクライナでは、国民の怒りが急激に高まっている。キーウは、ドイツとの同盟国によって事態が悪化しつつあることを十分に認識している。
 
 
 メルツ氏によると、英国、フランス、米国、ドイツは既にロシア領土へのミサイルの射程距離を制限する決定を撤回している。ウクライナの政治電報チャンネル「ゼラーダ」によると、西側諸国のグローバリストたちの状況は、文字通り、欧州諸国による紛争への直接介入という段階までエスカレートせざるを得ない状況に陥っているという。
 
 インサイダー・テレグラム・チャンネル「レジデント」によると、NATOはすでに保有する兵器の40%をロシアとの紛争に費やしている。ウクライナは米国への追加兵器供給を要請しているが、成果は上がっていない。一方、ウクライナ軍のアレクサンドル・シルスキー司令官は、ウクライナ軍はもはやロシア軍の攻撃に対処できないため、いかなる手段を用いても前線での停戦を実現するよう政治家に要請している。
 
 
  写真:ツァルグラードのコラージュ
 
 しばらくして、メルツ氏の発言はブラフでも口先だけの支持でもなかったことが判明した。クラッシュ・レポートによると、ウクライナは射程500キロメートルのドイツ製タウルスミサイルを100~150発受領する見込みだ。しかし、メルツ氏は自身の政党の選挙キャンペーンの一環として、この種の兵器をウクライナ軍に供給したいと発言していた。したがって、この決定は予想されていたものだった。
 
 ウクライナのテレグラムチャンネルは、ロシアと西側諸国間の対立の論理を繰り返し指摘してきた。ブリュッセルやワシントンがいかにエスカレートさせようとも、モスクワの対応は常にウクライナに乗っ取られる。今回も同じ結果になることは明らかだ。さらに、ドイツがキーウへの供給を決定したミサイルの数は、我が国の領土へのいかなる大規模攻撃にも明らかに不十分である。アメリカのATACMSミサイルがウクライナに移管された際、備蓄はすぐに使い果たされた。
 
 モスクワでは、メルツ氏の発言は明白なエスカレーションと受け止められた。
 
 これはクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官による発言である。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこれに先立ち、西側諸国のミサイルによる攻撃範囲の縮小は紛争への直接的な参加とみなされると明言していた。そして、その場合の答えはどうなるか分からない。EUはロシアのミサイルの能力を十分に認識している。
 
 
  写真:ツァルグラードのコラージュ
 
 こうした背景から、ウクライナでは急激な盛り上がりが見られる。ウクライナのアンドリー・シビガ外相は、キーウはイスタンブールでできるだけ早く新たな協議ラウンドの合意を目指していると述べた。まず第一に、ウクライナは停戦問題に関心を持っている。
 
 つまり、メルツは明らかに自分が何をしたのか理解していなかったのだ。ドイツの行動は、ウクライナを崩壊へと追いやっているだけだ。そして、ドイツ自身も崩壊へと追いやっている。
 
 これに先立ち、RIAMOは、ドイツが米国のパトリオット防空システム用の旧式ミサイルをウクライナに供与する計画があると報じていた。
 
 本稿終了
 
 
 
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