2025年6月2日 11時01分
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CCTVニュースによると、現地時間6月1日、米国の起業家イーロン・マスク氏は、米国コロンビア放送公社とのインタビューで、米国政府に公然と反対したくないが、政府の行動すべてに責任を取りたくないとも語った。
マスク氏は、自身が率いる「政府効率化局」がすべてのスケープゴートにされ、真実か虚偽かを問わずすべての人員削減は「政府効率化局」のせいにされたと述べた。
同日、マスク氏はまた、現在共和党議員らが議論している1兆ドル規模の減税と支出法案に対する不満を表明し、この法案が政府効率化チームの取り組みを損なうと考えていると述べた。マスク氏は、トランプ大統領の忠実な支持者ではあるものの、トランプ政権の政策を常に支持してきたわけではないと述べた。
トランプ米大統領は就任宣誓を行った1月20日、政府支出の削減を目指し、テスラのイーロン・マスクCEOが率いる政府効率化局(DOGE)と呼ばれる諮問委員会を設立する大統領令に署名した。
政府効率化省のウェブサイトのデータによると、4月20日時点で政府効率化省は連邦政府に約1600億ドルの節約をもたらしたが、これはマスク氏が以前発表した連邦政府支出を1兆ドル削減するという目標の5分の1にも満たない額に過ぎなかった。
大規模な人員削減、機関の閉鎖、契約の削減、公共サービスの削減にもかかわらず、現米政権による支出は昨年の同時期と比べて減少するどころか増加している。
マスク氏は28日、ソーシャルメディアで「特別政府職員」としての任期が終了したと述べた。トランプ大統領は29日、ソーシャルメディアに、5月30日がイーロン・マスク氏の「政府効率化省」での最終任期になると投稿した。

画像出典:Visual China
現地時間5月30日、トランプ大統領とマスク氏はホワイトハウスで記者会見を開いた。
現地時間5月30日、トランプ大統領とマスク氏はホワイトハウスで記者会見を開き、トランプ大統領は「政府効率化省」の政府支出削減政策を恒久化することに政府が尽力すると述べた。 「政府効率化省」の職員の多くは引き続き留任し、マスク氏の職員も「ほぼ全員」が留任する。トランプ大統領はマスク氏の「特別政府職員」としての奉仕に感謝した。
マスク氏は記者会見で、「政府効率化局」のチームは時間とともにさらに強くなるだろうとし、今後もトランプ米大統領の友人、アドバイザーとして「政府効率化局」を訪問し続けると述べた。
マスク氏とトランプ氏が「破局」を公式に発表した直後から意見の相違があったことは言及に値する。
ホワイトハウスは現地時間5月31日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の次期長官としてアメリカの大富豪ジャレッド・アイザックマン氏の指名を取り下げたと発表した。
ロイター通信は、ホワイトハウス報道官のリズ・ヒューストン氏の発言を引用し、次期NASA長官はトランプ大統領の「アメリカ第一主義」政策を全面的に支持する必要があり、トランプ大統領が新候補者を直接発表すると述べた。
アイザックマン氏は起業家のマスク氏と親しい関係にあり、マスク氏はトランプ大統領にアイザックマン氏をNASA長官として直接推薦した。
一部のアナリストは、アイザックマン氏の指名がマスク氏がホワイトハウスを「辞任」した直後に撤回されたことは「マスク氏への冷遇のようだ」と指摘した。
ロイター通信は、事情に詳しい匿名の情報筋の話として、マスク氏はアイザックマン氏の指名が撤回されたことに失望しており、その背後に政治的な意図があると考えていると伝えた。
記者:タン・チン
プロセスエディター: u028
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