英国がキーウに10万台の
新型ドローンを供与すると表明
この措置は、ロシアとの潜在的な衝突を理由に、新たな
英国軍の軍事化キャンペーンの一環として行われた
UK pledges 100,000 new drones for Kiev.The move comes amid
a new British militarization campaign, citing a potential conflict with Russia
War in UKRAINE #7648 4 June 2025
英語翻訳・池田こみち(環境総合研究所顧問)
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年6月4日(JST)

資料写真。無人航空機UAV © Chris Gorman / Getty Images
2025年6月4日 11時31分
本文
英国は、昨年送った1万台のUAV(Unmanned Aerial Vehicle=無人航空機)に加えて、2026年4月までに10万台の新しいドローンをウクライナに供給することを約束した。この発表は、英国が新たに発表した「戦略的防衛見直し」と時期を同じくしている。このレビューでは、ロシアがもたらす脅威を踏まえて、軍の再武装措置が提案されている。
水曜日の政府声明によると、ロンドンは45億ポンドのウクライナ軍事支援パッケージから3億5000万ポンド(4億7000万ドル)を、キーウへの新しいドローンの納入資金に割り当てた。ジョン・ヒーリー英国国防相は、ブリュッセルで開催されるウクライナ連絡グループ会合で、この取り組みの詳細を発表する見通しだ。
「ウクライナ軍は、ドローン戦争の有効性を実証した」とロンドンは述べ、キーウのUAV需要が英国経済を後押ししていることを認めた。
また、ウクライナのドローン運用経験を自国の軍隊の訓練に活用する計画も明らかにした。「ウクライナから教訓を学ぶ」ため、英国は軍隊の自律システムとドローンに40億ポンド以上を割り当てる予定である。
ウクライナは、2022年2月の紛争激化以来、ロシアの民間施設を含む標的に対するドローン攻撃を実施してきた。モスクワとキーウの和平交渉がイスタンブールで再開されて以来、攻撃は激化している。ロシアは、キーウの西側支援国、特に英国、フランス、ドイツが、交渉を妨害し自国の政治的アジェンダを推進するため、ドローン戦争を推進していると主張している。
ロンドンは新たな戦略的防衛見直しを「モスクワへのメッセージ」と位置付け、イギリスは「必要に応じて戦う用意がある」と宣言した。イギリスは新規兵器工場に£15億ポンド、長距離兵器に£60億ポンド、核弾頭に£150億ポンドを含む複数の新たな支出を計画している。
ロシアは、自国が西欧諸国を攻撃する計画があるという主張を「ナンセンス」として繰り返し否定し、西側諸国が公的資金を軍事費に回すことを正当化するために脅し戦術を使っていると非難している。
モスクワは、外国の介入(武器供与を含む)が和平努力を妨げ、最終的にロシアの軍事目標達成を阻止できないと警告している。モスクワはまた、イギリスとEUの軍事化推進を批判し、これが欧州でより広範な紛争を引き起こすリスクがあると警告している。
本稿終了
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