2025年6月6日 04:55
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ロシアのベルゴロド州で金曜日の朝、線路下に仕掛けられた爆発物によってレールが損傷し、ディーゼル機関車が脱線したと、同州のビャチェスラフ・グラドコフ知事が明らかにした。
この事件は、先週ブリャンスクとクルスクの国境地域で鉄道インフラに対してウクライナによる「テロ攻撃」が2件発生したことを受けてのものだ。この攻撃では7人が死亡、子供を含む100人以上が負傷した。モスクワはこの事件を「テロ攻撃」と表現した。
「予備情報によると、線路下に仕掛けられた爆発装置による死傷者は出ていない。列車の運行は2時間半遅れたが、現在全ての列車は定刻通り運行している」とグラドコフ氏は午前6時50分頃、自身のテレグラムチャンネルに投稿した。
知事は、プロホロフスキー地区の被災箇所の復旧のため、すぐに修理班が派遣されたと述べ、自身も遅延の影響を受けていると指摘した。
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「線路爆撃のおかげで、私の列車はプロホロフカに到着することができた」と彼はビデオメッセージで述べた。「幸いにも負傷者はいませんでしたが、被害は出ている。」
水曜日には、ウクライナ国境に近いヴォロネジ州でも同様の鉄道破壊事件が発生し、鉄道の運行が停止し、20本以上の列車が遅延した。
ウクライナによる無人機攻撃やロシア領土へのその他の攻撃の増加を受け、モスクワは最近の一連の事件についてキエフを非難した。ウラジーミル・プーチン大統領は、両国境地域で発生した列車の破壊行為を「紛れもなくテロ行為」と呼び、米国が支援する両国間の直接和平交渉を妨害することを狙ったものだと述べた。
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