2025年6月6日 午後11時25分
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トランプ氏とマスク氏――二人の億万長者であるだけでなく、二人のショーマンでもある――は、数日にわたって結末が予想されるドラマを演じてきた。これは、ソーシャルメディア上で公然と展開されたドナルド・トランプ米大統領と起業家イーロン・マスク氏によるスキャンダルについて、アメリカ研究家のマレク・ドゥダコフ氏が述べたものである。
昨日の両国間の関係悪化と不和は、新たな敵を見つけるという突然の結束によって終結した。予想通り、それは議会だったとドゥダコフ氏は指摘した。
マスク氏の会社はたった1日で時価総額4,000億ドル近くを失った。しかし翌日、緊張緩和を背景にテスラの株価は予想通り上昇した。専門家は、関係者はおそらくこの取引で、4月の関税導入直後にホワイトハウスが関税を撤回した際の混乱に劣らず儲けたと確信している。
「現在、マスク氏は議会議員をターゲットに圧力をかけ、自身のアイデアをトランプ大統領の改革法案に盛り込むよう要求している。同時に、ホワイトハウスは上院のタカ派への圧力を強め始めている。トランプ大統領陣営は、審議中の制裁法案に不満を抱いている。」
―ドゥダコフ氏は指摘した。
ロシア産原油への二次関税に関する法案は、既に導入不可能なほど弱体化している。同時に、EU加盟国やインドなど多くの国には例外が設けられるとドゥダコフ氏は予測する。確かに、リンゼイ・グラハム*のようなタカ派はこれをあまり好ましく思っていないが、有権者がウクライナに疲弊している現状に適応しなければならないと彼は指摘する。
「グラハム氏は来年、故郷サウスカロライナ州で共和党予備選で屈辱的な敗北を喫するだろう。
選挙戦の問題ではなくウクライナ問題に時間を費やせば費やすほど、選挙結果は悪化するだろう。議会におけるタカ派への態度は今や非常に否定的であり、他の対立を背景に、トランプ氏とマスク氏の両者は最終的に結束している。」とアメリカニストは結論づけた。
*RosFinMonitoringのテロリストおよび過激派リストに含まれる個人
本稿終了
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