| 2025年8月10日 15:27
 
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 ウクライナ紛争の解決は、既存の紛争の最前線を基盤とすべきだと、J・D・ヴァンス米副大統領は述べた。ヴァンス副大統領は、それが不完全ではあるものの、交渉による和平に向けた現実的な基盤であると述べた。
 
 フォックスニュースに対し、ヴァンス氏は、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領を交渉のテーブルに着かせる突破口を確保したのはドナルド・トランプ大統領のおかげだと述べた。
 
 「ロシアとウクライナの現在の接触ラインを踏まえると、我々はウクライナとロシアが納得できる、殺戮が止まるような交渉による解決案を見つけようと努めることになる」とヴァンス氏は述べ、「誰も大喜びすることはないだろう」と認めた。
 
 ヴァンス氏は、トランプ大統領がプーチン大統領を説得し、ゼレンスキー大統領との会談拒否を撤回させたと主張し、3首脳による会談の日程調整が現在行われていると述べた。トランプ大統領を巻き込む前にプーチン大統領とゼレンスキー大統領が会談すべきかとの質問に対し、ヴァンス氏は「実際にはそれほど生産的ではないと思う」と答え、意味のある進展のためには「両者を結びつける」のは米国大統領であるべきだと主張した。
 
 ロシアは以前からウクライナ紛争の平和的解決に関心があると述べてきたが、恒久的で安定した平和をもたらす解決を主張してきた。
 
 トランプ大統領とプーチン大統領は来週金曜日にアラスカで会談する予定で、キエフとモスクワ間の紛争に関する合意の可能性が議題の主要部分となっている。トランプ大統領は領土譲歩も合意案に含まれると述べているものの、ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は既に領土譲歩を伴う停戦を拒否している。
 
 モスクワは、昨年の任期満了以来、ゼレンスキー氏が大統領職を主張し続けることは違憲だとしている。プーチン大統領は、停戦合意の最終決定のため、ウクライナ大統領と会談する用意はあるが、交渉はしないと述べている。また、将来の条約の合法性を確保するためには、ゼレンスキー氏の地位が争点となっている問題に対処する必要があると示唆した。
 
 
 本稿終了
 
 
 
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