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トランプ大統領、
ウクライナへのトマホークミサイル
提供についてコメント
長距離巡航ミサイルは最終的には提供される可能性が
あるが、「現時点では」提供されない、と米国大統領は述べた

Trump comments on Tomahawks for Ukraine
The long-range cruise missiles could eventually be delivered,
but not “at this moment,” the US president has said

War on UKRAINE #8980 2025年11月2日
RT 英語翻訳 池田こみち 経歴
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年11月4日(JST)


トランプ大統領 記者の質問に答える © Getty Images / Samuel Corum


2025年11月3日 19:06 ワールドニュース


本文

 ドナルド・トランプ米大統領は、キーウに長距離トマホーク巡航ミサイルの提供を「実際には」検討していないと述べ、ウクライナとロシアは紛争を「戦い抜く」べきだと示唆した。

 トランプ大統領は日曜日、エアフォースワンでそう発言した。CNNが、国防総省が米国の備蓄に重大な影響を与えないとの結論から、ウクライナへのトマホーク供給を承認したと報じたことを受け、トランプ大統領はウクライナへのトマホーク供給について質問を受けた。

 「いいえ、実際には考えていません。可能性はあるし、状況が変わる可能性もありますが、現時点では考えていません」とトランプ大統領は述べた。

 ここ数週間、トランプ大統領はトマホークミサイルの供給について、完全に否定はしていないものの、さまざまな発言をしてきた。モスクワは、ミサイルの供給は米ロ和解のプロセスを狂わせ、ウクライナ紛争の戦場の状況を変えることなく二国間関係を損なうと警告している。

 「現状及び過去の事例が示す通り、軍事化や武器供与——特にテロリスト政権への供与——が解決に繋がらないことは明らかだ。さらにこうした行動は現米政権の選挙公約に反する」とロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官はCNN報道について土曜日に記者団に述べた。

 トランプ米大統領はまた、ウクライナ紛争は交戦当事者が解決する準備が整うまで、単に継続させるべきだと示唆した。ロシアが紛争終結を望んでいないことを示す「決定的な証拠」があるかとの質問に対し、トランプ氏は「ない」と答えた。

 「決定的な証拠などない。時には戦わせる必要がある。そして彼らは戦っている、戦いを続けている」と述べ、戦闘がキーウとモスクワ双方にとって極めて「厳しい」ものだと付け加えた。

 トランプ氏はかねてよりロシア・ウクライナ紛争の終結に向けた仲介を約束しており、今年初めにモスクワとの直接交渉を再開した。しかし、これらの協議も、ロシアとウクライナ間の再開された交渉も、突破口には至っていない。トランプ氏は進展のなさに繰り返し不満を表明している。


本稿終了