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日本の自民党総裁選を
中国、韓国がどう見ているか?


青山貞一(東京都市大学名誉教授)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年9月17日
 

みなさま 青山貞一・池田こみちです。

 今日、2021年9月17日の独立系メディア E-wave Tokyoの第一報記事2本です。,

 今日、ご承知のように自民党総裁選が告示されます。日本の大メディアは総裁選一色であり、野党のプレゼンスを示す記事はほとんでありません。

 まず一本目は中国の北京新報です。
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 すなわち中国がこの総裁選をどうみているかの記事です。記事では、親中派であるかそれとも反中派であるかが最重要となっており、明白な反中派の高市早苗前総務大臣については、殆ど触れていません。他方、総裁選との関連で幹事長がどうなるか、特に親中派と呼ばれていた二階氏が幹事長でなくなる点について大きく触れています。
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 2本目の記事は韓国のハンギョレ通信です。
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 この記事では河野太郎氏が事前の朝日新聞の世論調査で、河野太郎氏が第一位であることとの関連で、父親の河野一郎氏の「河野談話」との関連に触れています。これは河野一郎氏が自民党の官房長官の時に、「従軍慰安婦として数多くの苦痛を経験され、心身にわたりいやしがたい傷を負われたすべての方々に対し、どのようにしておわびと反省の気持ちをあらわすこと」に関連しており、その観点で河野氏を支持するものとなっています。
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 青山貞一としては、河野太郎氏は河野一郎氏とは異なり、石破氏、小泉氏が支援についても、どちらかと言えば米国追随派であり、大きくは4候補ともに外交・防衛では大きく異なるものではないと考えます。また河野太郎氏は反原発に近い立ち位置にいたものの、総裁選前から「安全性が確認された原発は再稼働する」と述べてるなど、政治家としてのブレが目立ちます。
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 総じて、総裁選は大きくは自民党内の選挙であり、青山が「地獄の自民党」と述べたように、基本的に安倍・麻生・菅政権と大きく異なるものではないと考えます。
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1本目
◆日本の総裁選がカウントダウンに入ると、親中派と反中派の勢力が入れ替わる  北京新報(中国)★原典:日本首相竞选倒计时,友华与反华力量将重新洗牌

2本目
河野行革相、次期日本首相にふさわしい人物1位…父親は「河野談話」の主役 ハンギョレ通信日本語(韓国)