2007年8月29日、長野県の軽井沢町と御代田町の境を流れる農業用の温水路で撮影した一枚。まるで欧州やカナダの景観のようだが、れっきとした日本の長野県のものだ。すばらしい景観が約1km続く。 以前、以前、住民団体に頼まれ講演で御代田町にでかけたとき、知人がすばらしい場所があるので、と連れていってくれた。 自分の脳裏に焼き付いていた。御代田(みよた)町は軽井沢町の隣にある南浅間山麓にある小さな町。 この8月下旬、北軽井沢にある別荘に友人等と出かけた際、もう一度見てみたいと思い、御代田町役場に行き場所を聞いた。職員は、いずれも? 最後に御代田駅前にあるミニテレビ局のスタジオにいるお兄さんに聞いた。最初はやはり? お兄さん曰く、「何か、キーワードをください」。 そこで「ヨーロッパのような水辺景観」と言った途端、「分かった」と教えてくれた。実はこれ、政治とカネで大臣や次官が辞職の連鎖を繰り返している農水省からの補助事業と知ってびっくり。 当日は、セミプロ用のデジタル・ハイビジョン・カメラも持参。日本離れした このすばらしい水辺景観をしっかり撮影した。天気が悪いのが惜しまれる。撮影:青山貞一 <追記> 台風9号で甚大な被害が! 2007年9月17日 青山貞一 2007年9月14日〜9月17日にかけ、環境総合研究所の研究員の合宿で現地を16日夕方に再訪した。すると、9月8日首都圏を直撃した台風9号の猛威か、上の写真の右上にある杉の木の約半分が根こそぎ倒壊していた。 2007年9月8日の台風9で無惨に根こそぎ倒壊した杉林。 2007年9月14日〜9月17日の環境総合研究所の現地合宿では、群馬県西部、長野県東信地域を300kmほど見て回ったが、あちこちに台風9号の爪跡がくっきりと残っていた。総じて、倒壊していたのは人工樹木、とくに杉であった。これこそ、日本の二次林、植林にまつわる問題を示す証左かも知れない。 災害が起こった現場にて。左から池田こみち、鷹取敦。 近寄って撮影した倒壊した杉の木。いずれも撮影は青山貞一 |