迷走する嘉田知事 〜RD最終処分場問題D〜 静岡市吉津の焼却灰不法投棄 青山貞一 2008年5月28日 |
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嘉田知事は、記者会見で数10年の研究者としての経験から地元住民の立場が分かっていると述べている。 しかし、この種の問題は、地元住民にとっていかに生死を賭けるほどのものであるか委員や知事はまったく分かっていないと思える。 栗東のRD産廃最終処分場の地元住民の立場に非常に近い深刻な事例が静岡市吉津地区にある。 以下はそれを伝える2005年4月21日の私の「論考」である。
さらに以下は、現地を訪れた早稲田大学法科大学院の学生のブログである。 ◆早稲田大学法科大学院市村氏の静岡市吉津の不法投棄現場からの報告 この静岡市の事例では、民家のすぐ隣に焼却灰が永年山積みされており、窓を開けると有害産廃の山が見える状態になっているにもかかわらず、静岡市は永年まともな対応をしなかった。 そればかりか、野積みにされた焼却灰中のダイオキシン類の濃度分析を住民団体が依頼した環境総合研究所や実際の分析実務にあたったカナダの分析機関、Maxxam社を信用毀損し誹謗中傷し続けたのである。 もし、この静岡市の場合、行政が全量撤去ではなく、D案のような中途半端な対応をしたとすれば、99%、住民はその案に反対するだろう。その意味で、今回の嘉田知事の対応は、積年の住民感情を逆撫でするものである。 さらに、この静岡の不法投棄問題では、地元住民は静岡市に抗議し、焼身自殺を図った。 以下は2007年9月に静岡市長に抗議し焼身自殺をされた井上英作さんの抗議文である。以下をじっくり読んで欲しい!
上記の焼身自殺の詳細は以下を参照のこと。 ◆青山貞一:静岡空港建設と焼却灰不法投棄に抗議し焼身自殺 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7356.html つづく |