■不動の滝(川原湯温泉) 豊田乳業から「不動の滝」はすぐそばである。この後、皆で「不動の滝」に行く。 下の写真は不動の滝近くで見上げた県道の橋梁工事現場。吾妻川をはさんでこの反対側にやんば館(国土交通省工事事務所所管の広報センター)がある。 「不動の滝」側から見た県道橋梁工事現場 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2010.7.18 ここで、昨年、見納めと諦めていた「不動の滝」に再会することができた! 真夏の不動の滝。この間立ち入り禁止となっていたのでひさびさ! 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2010.7.18 ★が「不動の滝」の測定地点 不動の滝近くでも測定。pHは前回より若干高く8.4(前回は8.2)、電気伝導率は0.1ms(100μS/cm)、前回は0.086ms(86μS/cm)であった。 不動の滝付近で水質測定する青山 撮影:荒井翔平さん、Canon Digital 一眼 下の写真で右上から流れてくる水は、「不動の滝」の滝づぼから流れてきていると推定。ここでは不動の滝壺から流れてくる側溝の水も測定した。pHはほぼ同じだが、電気伝導率は0.01ms(10μS/cm)と非常に低かった。 不動の滝付近で水質測定する青山 撮影:荒井翔平さん、Canon Digital 一眼
この後、不動の滝から国道292号線を使って六合村(現在は中之条町)を南北に流れる白砂川で水質調査を行うことになる。 不動の滝から対岸の国道145号線を経由して国道292号線に行く途中、吾妻川に白砂川が合流した後の地点の水質データがないので、何とかデータが得られないものかと思案した。 合流地点より下流で吾妻川の水質データを得るためには、どうしても渓谷沿いに河川敷に下りなければならない。 しかし、国道145号線から河川敷に下りるのは容易ではない。やっとのことで145号線から場所を探し当てた。何とか歩いて河川敷まで下りれるかもしれない。 下の写真は、その入り口である。 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2010.7.18 工事現場を県道用の橋梁に向けて歩いてゆく。すると吾妻川沿いに細い道があることがわかった。 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S8 2010.7.18 その細い道を下流側に歩くと、下の写真にあるように、渓谷で伐採した木々を数m単位に切断した「発生木材」に出会った。 伐採、寸断された木材に張っていあった看板を見ると、これらの木材は平成21年の渓谷内の盛り土工事で発生したものであった。そして搬出完了日は、平成22年4月26日となっていた。しかし、3カ月経っても、木材はまったく排出されておらず、工事現場近くの河川敷の上に高く積まれていることになる。 これらの「発生木材」が廃棄物なのか、それとも有価物なのかは分からないが、もし、廃棄物であれば、一般廃棄物であれ、あるいは産業廃棄物であれ、河川敷の上部に置きっぱなしにしておくことは、法的に許されないことになる。場合によっては不法投棄にもなるだろう。 出典:http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/kankyo_seihai/syobunjyo/bunruihyou.pdf 先月出かけた北海道の夕張市のダム建設現場にも、この種の大量の伐採、寸断後の木材が地べたに山積みされていた。国、開発局を問わず、国土交通省系の行政機関は、廃棄物処理に関するまもとな知識、認識に乏しいのではないかと、改めて感じた次第である。 本題に戻る。 結局、この狭い道から河川敷に下りて水質調査することは困難であり、引き返し、国道145号線を右折し、292号線で白砂川沿いに北上することになった。 つづく