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私も民主党代表選に関するNHK番組を始終視聴していたが、2011年8月29日に行われた民主党代表選挙に関連し、NHKがとんでもない大誤報を行った。 内容は、NHKが「馬淵候補は決選投票になったら海江田候補以外に投票するよう支持者に言った」と伝えたことである。実際はその真逆で馬渕氏は「自分の考えに近い海江田氏に投票するよう」支持議員に伝えていたのである。 私はアレーと思った。なぜなら、馬淵候補の政策や考えは、海江田候補に近いと思ってからである。 かつ馬淵議員は非常に律儀な人間であり、民主党が政権交代した後、国土交通副大臣時代、前原大臣が八ッ場ダム中止問題はじめいくつかの重要な政策課題で中途半端なことに義憤を感じていたからである。 午後4時以降のニュースでNHKは訂正を入れたものの、決選投票直前(おそらく投票中)の誤報であり、結果に影響を及ぼしかねないものだった。これは馬淵議員が海江田議員を裏切ることになる内容であり、報道機関、それも放送法で公共性、公平性をもつことを厳しく義務づけられているNHKとして看過できない誤報である。 NHKは決選投票でも民主党の中央選管が結果を出す前に、野田候補の当選を大々的に報じた。 振り返ってみると、NHKは早期段階から増税路線と大連立路線を公言する野田候補を各種番組の中で陰に陽に支援していたと思わせる状況証拠が多数ある。 国民から視聴料をとって経営が成り立つNHKが、一体何を考えているのか? 公共放送が何でそこまで特定候補の支援入れ込むのか、と思われても仕方ない? もとより正確さ、信頼性が第一のこの種の報道で、NHKが犯した誤報は万死に値するものであろう! 以下は関連するツィッター情報だが、中には単なる誤報ではなく、「『わざと』でしょ」というものや、「NHKが意図的?とも思える大誤報」という情報もある。そう思われても仕方ないであろう。 選挙行為中に、投票行動に直接的に影響を及ぼす報道は厳に慎むべきである。というよりすべきではない。 いずれにしても、この誤報は、後で修正すれば済む類のものではない! 決選投票行為に入る前に大々的に訂正をしなければ全く意味がないのである。 馬渕議員らは、NHKに厳重に抗議すべきであり、NHKの対応次第によっては、民放709条の不法行為(権利侵害)、刑法第230条(名誉毀損)などで、NHKを提訴すべきであろう! ※刑法230条 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実 の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は 50万円以下の罰金に処する。 ※※放送法 第一条 この法律は、次に掲げる原則に従つて、放送を 公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図 ることを目的とする。 一 放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすこと を保障すること。 二 放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによつて、 放送による表現の自由を確保すること。 三 放送に携わる者の職責を明らかにすることによつて、放送が 健全な民主主義の発達に資するようにすること <関連記事> NHKが民主党代表選中継で「誤報」 馬渕氏の投票めぐり ニコニコニュース 馬淵氏の呼びかけめぐりNHKが訂正 民主代表選 朝日新聞
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