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2011年9月30日に環境アセスメント学会東京工業大学大学院大会のなかで開催されました以下の「エネルギー政策選択と戦略的環境アセスメント」に関するパネル討議ですが、おかげをもちまして学会員以外にも多くの方々のご参加をいただき、たいへん有意義なものとなりました。 当日は原科幸彦先生が問題提起の後、原科さんが所要で大岡山キャンパスに行かざるを得なくなり、3時間弱におよぶパネル討議の司会(コーディネータ)を青山貞一が行うことになりました。 原科幸彦教授 冒頭で15年前に行われました第一回原子力政策円卓会議における池田こみちさんの問題提起のビデオを会場の大きなスクリーンに投影しました。 池田さんの問題提起は、15年前のものですが、「もんじゅ」事故を「福島原発」事故に置き換えれば、そのままほとんどすべての内容が現在にあてはまる内容でびっくりしました。 今回のパネル討議では、寺西先生以外はすべて女性それも文系出身のパネリストが原発問題と、エネルギー関連政策の立案過程、意思決定過程における情報公開と国民参加による討議のあり方、環境配慮のありかたについて、忌憚なくお話しいただきました。 左から寺西、池田、牛島、政野、諏訪の各パネリスト 司会の青山 パネリスト各位の協力のもと、密度の濃い討議、すなわちエネルギーの政策選択を環境、安全、経済のみならず倫理、哲学、宗教を含めた観点から討議することができました。そして計画段階でのどうエネルギー政策を議論し選択してゆけばよいかについて、フロアーからの意見を含め真剣に討議することができました。 ここに御礼申し上げます。 なお、会場で申し上げましたが、当日の討議はすべて大学側の固定ビデオカカメラおよび鷹取敦さん(環境総合研究所、E-wave Tokyo)が別つのビデオカメラで収録しました。今後、これを編集し、USTREAM及びYou Tubeで公開放映する予定です。 E-wave Tokyo のビデオカメラ撮影(鷹取敦) ******************一般公開シンポジウム概要***************** 【1日目 2011年9月30日(金)】 ●場所:東京工業大学大学院すずかけ台キャンパス プレナリーセッション (3F 多目的ホール) 13:35-13:45 開会式 開会挨拶 鹿島 茂(環境アセスメント学会会長・中央大学教授) 「アセス学会10周年にあたって」 13:45-16:30 一般公開シンポジウム(この公開シンポジウムは無料です) 「エネルギー政策選択に向けた戦略的環境アセスメント」 趣旨説明:原科幸彦(大会実行委員長/学会副会長・東京工業大学大学院教授) パネルディスカッション コーディネーター:青山貞一(東京都市大学教授・大会実行副委員長) パネリスト:寺西俊一(一橋大学・教授) 池田こみち(環境総合研究所・副所長) 牛島聡美(環境弁護士、環境NGO) 政野淳子(フリーランスライター) 諏訪亜紀(国連大学高等研究所・リサーチフェロー) 最寄り駅は東急田園都市線、すずかけ台駅下車会場まで5分程度です。 http://www.igs.titech.ac.jp/map/index.html |