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私は大学研究室、自宅、環境総合研究所、北軽井沢別荘の4箇所で以下に示すパソコンと外付けタイプのHDD(ハードディスク)を使っている。 ●パソコン @大学研究室 : デル・デスクトップ8台 東芝リブレットノートPC1台 東芝ダイナブックノートPC1台 工人舎ミニノートPC1台 A自宅(東京品川) :ノーブランドIBMPC・デスクトップ1台 :エイサー・画像編集用高速・デスクトップ1台 B環境総合研究所 :ノーブランドIBMPC・デスクトップ1台 (研究所業務で使っているPCは別) C北軽井沢別荘 :エイサー・デスクトップ1台 ヒューレットパッカードノートPC1台 青山のパソコン使用環境 ●外付けHDD @大学研究室 :Lacie・1テラバイトHDD1台 IOデータLan接続1テラバイトHDD2台 バッファロー・250ギガバイトHDD7台 IOデータ・400ギガバイトHDD3台 バッファロー・1テラバイトHDD2台 A自宅 :バッファロー・1テラバイトHDD1台 バッファロー・250ギガバイトHDD3台 B環境総合研究所:バッファロー・250ギガバイトHDD1台 C北軽井沢別荘 :バッファロー・250ギガバイトHDD1台 下の写真は大学の研究室で使っている外付けHDDの一部。 大学の研究室で使っている外付けHDDの一部 右側の黒いHDDが1台1テラバイトのバッファローの外付けHDD IOデータのLAN接続系の1テラHDD(2台) ところで11月の下旬、大学の研究室で今までメインで使ってきた1テラバイトのハードディスクがどうやってもブートしなくなった。 このHDDは、Lacieという外国メーカー製のもので3年前に購入したときは4万円もしていた。購入した秋葉原のサクセスは購入直後に倒産しており、縁起が悪い。 このHDDはUSBでPCに接続するのだが、購入直後からパソコンがHDDを認識しないことが度々あった。その都度、いろいろ対応し何とかなだめすかして使っていたが、ある時どうしてもブートしないので、グーグルで検索し調べたら、メーカーが本件について、およそ理解しずらい改善方法を指示していることが分かった。 問題のLacieのHDD メーカーが指示する方法とは、そのような現象が起きたらUSBコード、100V電源コードをすべてはずし、100V電源コード、USBコードの順で付け直す、しかもUSBコートはHDD側を先に後からPC側を接続し直すというのだから.. ところが、今回は上記の方法でやり直してもダメ。そもそも、しょっちゅう上記の方法でないとブートしない外付けHDDなんでありえない。メーカー側は異常な終了の仕方となった場合、再度立ち上げるとこのような現象が起こると行っているが、他社の外付けHDDでは、こんな現象は起きない。そもそも購入した当初からこの不具合が起きていたのである。 グーグルでいろいろ検索していると私と同じような被害者が多数いることも分かった。かなり怒っている(笑い)。そりゃそうでしょう。3年前とはいえ4万円も出して買ったのだから。 買ってから3年経っているとはいえ、メーカーなりその道のHDDレスキューに依頼して直すと1テラの容量があるので最低でも20万円はかかりそう。そんなこともあり、とりあえず一旦修復作業を諦めた。 ....... 大学では演習で映像編集も教えてきたこともあり、このメインの1テラバイト以外に250ギガバイトのハードディスク10台、定期バックアップ用にIOデータのLANタイプの1テラHDDを2台使ってきたが、これら国産のHDDは5−6年経つものもあるが今まで全く問題なく使えている。 私の場合、自宅でも1テラバイトのHDDをメインで使っており、この1テラは大学のメインの1テラのバックアップも兼ねている。したがって、いざという場合にはこれが」バックアップとなる。 自宅の1テラは国産のバッファローのものだ。1万5千円で買ったものだが、同じものを予備で数台買っている。ちなみに最近では1テラバイトのHDDが1台1万円で買える。 今回の事故は大学でメインで使っているHDDでもあり、授業で使っているパワーポイントや原稿、研究・学会活動、仕事はもとより、各種のNPO・NGO支援もそのHDDをメインとしていたので一大事である。 そこで自宅でバックアップとしても使っているバッファローの1テラバイトのHDDを予備の1テラバイトのHDDに全面コピーすることにした。 だが、監視しながら単純にコピーするだけでは能がない。そこで授業、講演用に永年使ってきた東芝のダイナブック、リブレットなどのノートPCや大学で青山用に割り当てられているネットワークHDDにある各種のファイル、それに上記の10個の250GBにあるファイルなどをこの際、各種ファイルを徹底的に整理し統合化することにした。 このような大整理は10年ぶりだ! 実際にやりだすと、膨大な時間がかかる。 しかも、自宅でバッファローの1テラバイトのHDDから予備の1テラバイトにコピーしている最中(書き込み中)にPCが何度かシステムダウンした。私見では、おそらくパソコンのCPUが排熱がうまくなく、緊急停止したのではないかと思う。しかたなく、PCからの排熱をよくするため、排出口近くに小さな扇風機で風を送ったところ、今度は10時間以上継続して1テラから1テラに連続転送してもシステムダウンは起きなくなった。 最近ではHDD用の送風機も売られている。排熱はPCやHDDの寿命を考えた場合、きわめて重要である! 書き込み中のシステムダウンなので、当然のこととしてWindows立ち上げ時にファイル・チェック機能が働くが、何せ1テラのHDDなのでファイル・チェックに5時間以上かかる場合もあった!(ガーン) しかし、バッファロー社製の1テラHDDは、書き込み中のPCシステムダウンにもかかわらず、ファイルチェック後は正常に働き、物理的なHDDセクターの破損もなく使えている。さらに、このバッファリー社製のHDDは購入当初、大学で間違って机の上から床に2度も落とし、筐体が変形したものの、何とHDD本体はまったく障害がなく、使えていた。何とも堅牢であり、頼もしいHDDだ。 電子部品ではBTS規格とか防衛庁規格というのが昔からあるが、バッファローの1テラHDDは見かけはキャシャだが実に堅牢であることが分かった。しかも、この1テラHDDは電源が本体の中に入っていないのが良い。 従来のバッファローの外付けHDDは電源内蔵だったが、これは排熱がうまくなく触れないほど筐体が熱くなることがある。その点、現在使っている1テラや1.5テラのHDDは電源が外付け方式であり、長期稼働させてもほとんど筐体が熱くならない。 私の場合、HDDは、以下のように各種ファイルを分類して収納している。
その他、計算業務用のファイルは研究所で別途バックアップをとりながら使っている。 いずれにしても、永年使っているとLacieのHDDならずとも、本来的に消耗品であるHDDがクラッシュしたり、ブートがかからなくなることもあるだろう。 たとえ面倒でも必ずバックアップをとらなければならないし、複数のPCとHDDで監理している場合、それらを定期的に整理・統合しなければ、大切なファイルがどこにいったか分からなくなってしまう。 しかも、大事故が起き、修復するにしても、日常作業の合間あるいは深夜などに作業をせざるを得なく、膨大な時間が必要となる。それでも修復、復元できれば良いだろう。 とかく日本人はリスク管理が不得手である。自分だけはそんなことは起きるわけがないとたかをくくっていると大変なことになる。 ただ日常的に使用せざるを得ないPC内蔵であれ外付けであれHDDには、信頼が置けるシステムを使いたい。今回の一件は、その意味で良い教訓になった。HDDは時間の経過とともに、価格が劇的に下がっており、大規模化している。 今回は外付けHDDとの格闘記だが、PC内蔵のHDDのクラッシュでも同様に格闘してきたのはいうまでもない。ヒューレットパッカードのノートPCの場合、やはり購入して1年直後に内蔵HDDがクラッシュ、メーカーの修理価格表を見たら驚きの高価格、しかもすでにこの内蔵HDDはほとんど市販されていない。そこでヤフーなどのオークションで購入し、何とか事なきを得た。 これはデスクトップでも同様だ。ただ、計算用を中心に使っているDELLのデスクトップPCの内蔵HDDは今のところクラッシュは一度もない。もちろん安心は出来ない。デスクトップ用内蔵HDDも超大規模が超破格値で売られているが、これらについても同様に、ただ大規模で廉価と言うだけで使っていると大変なことになる。 であれば故に、リスク管理をしっかりとしないと、事故が起きたときに取り返しが付かないことになりかねないと自戒している! |