中山国土交通大臣の辞任に伴い入閣した金子一義衆院議員が世襲議員であったことから、以下の表にあるように、１８人の国務大臣のうち、何と１３人が世襲議員が占めることとなった。

　世襲議員ではないのは、舛添大臣、二階大臣、斉藤大臣、河村官房長官、与謝野大臣の５名だけである。

　衆院自民党の過半が世襲議員であることはすでに示したが、閣僚は実に７２％が世襲議員であることも分かった。

　現在、衆院、参院の議員定数を削減する案が考えられているが、それに加え、定員数に世襲議員の上限数あるいは割合を考慮する立法を提案したい。このままではさもなくとも機能不全を起こしている日本の民主主義が根底から破壊される。すでに破壊されている。

　参考として世襲議員ではないが、確かノルウェーでは国会議員の半数を女性とする立法措置があるはずである。

　このような制度を「クォータ制」といい、さまざまなバリエーションがある。詳細は、以下を参照のこと。　Wikipedeia：クォータ制