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いわゆるダボス会議(正式には世界経済フォーラム:WEF、本部スイスのジュネーブ)は、毎年、各種の世界ランキングを発表している。2008年10月8日、今年の世界ランキングを発表した。 ダボス会議(正式には世界経済フォーラム:WEF)資料画像 ダボス会議(正式には世界経済フォーラム:WEF)資料画像 お笑いなのは、世界の経済分野での生産力で米国が第一位となったことだ」が、これは昨年のデータをもとにしているので、まま許すとして、興味深いのは日本の政治、政府、政策がらみのランキングである。 以前、環境保全力でダボス会議の部会が日本が63位というのを公表し、環境立国を喧伝してきた日本政府、とくに環境省は世界の笑い者となった。これについては以下を読んで欲しい! ◆青山貞一:世界の「環境保全持続力」ランキング AISブログ とかく日本人は自画自賛、すなわち評価は本来、他人、他国がするものであるのに、とかく自作自演、自画自賛することが多い。笑止千万でああろう! まず政府が抱える巨大な負債が129位、政府財政赤字が110位、農業政策にかかる費用が130位で、すべて日本のランキングは、朝日の記事にあるように、日本の政治、政治家が足を引っ張った格好となっていることだ。その政治家の信頼度は45位だったという。 こと自民党、公明党の政治家の信頼度は、本当のところもっと低くてよいのではないだろうか? とくに自民党は到底お隣の北朝鮮や中国を嗤えない状態にあると言える。米国に隷属する日本は外交などの分野では両国に遙かに及ばないのではないかと考える(笑い)。 野合、談合、デキレースをしていて何が民主主義かと言いたい! なにおかいわん、今の日本は官僚社会主義国家である。政官業癒着のもとで官僚が積み上げる予算を追認した結果が、ランキングにあるようなみじめな国、ニッポンとなったのだ。 問題はこれほど賞味期限所か消費期限がとっくに過ぎている政府自民党を日本の財界、たとえば経団連がずっと支持してきたことだ。これはまさに産業経済界も政官業の一部として、今の政権を利用してきたわけで、同じ穴の狢でしかないのだろう。 ダボス会議におけるランキングは世界134カ国を対象としているので、政府が抱える巨大な負債が129位、政府財政赤字が110位、農業政策にかかる費用が130位という順位は、日本が、先進国からはもとよりBRICS諸国や発展途上国からも信頼されない国となっていることを物語っているものと考えられる。 上記のランキングの指標はいずれも、政治、政治家、政府が永年、自民党政権が継続したことによる政官業癒着、既得権益の維持など、日本の政治と政府が腐り果て、制度疲労をすぎ、腐り果て、賞味期限どころか消費期限が過ぎていることを示すものと言えるのではないか。 このランキングは世界134カ国・地域の統計をもとに、各国の経営者ら約1万2千人以上のアンケートと組み合わせ、インフラ整備やマクロ経済の安定、技術力、市場規模などの項目を指数化して、総合的な競争力を算出しているものなので、すでに世界の経営者から「日本」の政府と自民党はすでに見捨てられていることを意味する。だだし、ダボス会議に出席するのには参加費として3万7600ドル、日本円にして約380万円が必要になるという。 しかし、それを知らずに、いまだ民意を問わず二世、三世議員や大臣、首相が傲慢にふんぞり返っているのが今の日本といえよう。まさに裸の王様状態だ。 すなわち世界が日本の自民党政権にレッドカードを出したのが、今回のダボス会議の世界ランキングであると言えよう! さっさと総選挙を行い、政権交代をしなければならない。
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