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青山貞一ブログ(LivedoorBlog)
青山貞一Blogger(GoogleBlog) 2010年12月23日の夕方、小沢一郎議員がインターネット動画のUstreamとニコニコ動画でフリージャーナリストの岩上安身氏の約1時間に及ぶロングインタビューに応えた。 インタビューの詳細は以下をご覧いただきたい。前回、ニコニコ動画で1時間半に及ぶロングインタビューに応えたとき以上に、小沢一郎議員の本音が語られた。とくに米国、中国、北朝鮮、イラク、アフガンなどの外交問題ついて多くの時間を割いて日本国内側の裏事情を話されたのは圧巻であった。 小沢一郎議員ロングインタビュー全容 ◆Ustreamのアーカイブ ★岩上安身:小沢一郎インタビュー カメラ(1) カメラ(2) ◆小沢一郎ロングインタビュー概要(テキスト) 左が岩上安身氏、右が小沢一郎元民主党代表 ぜひ上の小沢一郎議員インタビューのすべてを聞いて欲しい。 ところで大メディアがこれをどう報じたかは、非常に興味あるところである。 というのも、小沢議員が言うように、大メディアは小沢氏に関しては、「政治とカネ」問題一辺倒の集中豪雨的な報道、それも何が政治とカネに関わる個別具体的な問題であるかについて報道せず、どの大メディアも護送船団的に繰り返し、「政治とカネ」を喧伝し、何ら小沢氏の政治論、政策をまともに報道してこなかったからだである。 オランダのウォルフレン教授や江藤淳氏の言を借りるまでもなく、小沢氏ほど日本の政治家で理念、政策をリアリティをもって語れる政治家はいない。いかなる分野であっても、自身の言葉で理路整然かつ具体的に語れる政治家はいない。 ■ウォルフレン氏の「小沢一郎論」 『小沢は今日の国際社会において、もっとも卓越した手腕を持つ政治家のひとりである。ヨーロッパには彼に比肩し得るリーダーは存在しない。政治的手腕において、そして権力というダイナミクスをよく理解しているという点で、アメリカのオバマ大統領は小沢には及ばない』 (アムステルダム大学教授、カレル・ヴァン・ウォルフレン) ■江藤淳氏の「小沢一郎論」 『小沢氏というのは不思議な政治家で、要するに政策を実現することが第一義、そのために自分がいつ総理になるかは二の次の課題であって、現在、輿望を吸収出来る人物が羽田孜氏であれば羽田さんを担ぐ。誰が総理になるかならないかは二の次の問題、政策の実現こそが緊急の課題だということをハッキリと打ち出している人間が出てきたということは、戦後日本の政治史上まことに驚くべきことだと言わざるを得ない。』 (文芸評論家、元東京工大教授・江藤淳) その小沢氏がひとりで一時間、岩上氏の質問に応えたのだから、情報リテラシー能力があれば、膨大かつ重要な情報が得られるはずである。 事実、今回は外交、防衛を中心に、日本が向かうべきビジョン、方向性について語ってくれた。 しかし、どうだろう。一時間のインタビューを伝える大メディアの記事は、以下に示すようにきわめて恣意的かつ断片的なものである。 朝日新聞に至っては<特落ち>というか、インタビューを無視し一切記事にしていない。実に大人げないことだ。 これは大メディアがこと小沢氏については大人げなく感情的になっていること、表層的で本質から離れた誹謗中傷を繰り返してきたこと、つまみ食い的にごく一部を報道していることの証左であると言える。 さらに言えば、1時間に及ぶ含蓄ある言説から以下の記事にあるような末節や政治や政策ではなくことさら政局に結びつけていることも、いかに今の大新聞記者の劣化がどうしようもないところにまで来ているかを示すものであろう。
本来、菅総理は小沢氏のこの生インタビューをしっかり聞かねばならないのに、くだんの菅総理は、この日のほぼ同じ時刻(2010年12月23日夕方)、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞の編集委員らと会食していたことが分かった。 午後6時22分、公邸発。同35分、東京・芝公園の日本料理店「とうふ屋うかい」着。星浩朝日新聞編集委員、岩見隆夫毎日新聞客員編集委員、橋本五郎読売新聞特別編集委員と食事。 すっから菅総理に付ける薬はない!! それにしても、星、岩見、橋本など既得権益の固まりみたいな時代の遺物と会食している菅には開いた口がふさがらない! 分かったことは、上記の全記事を合わせても小沢氏が一時間話した内容の1/10にも及ばない! まして政治の本質との関連では、1/100にも及ばないだろう。日本国民はまずもって大新聞の購読を止め、思考停止でナンセンスなテレビの視聴を止めるべきだ! 小沢氏ではないが、こんな情報リテラシーが皆無なマスコミの取材に貴重な時間など費やす必要はない。定期的にインターネットメディアの生のインタビューに対応する方が、よほど国民、有権者にとってプラスになることは間違いないだろう! 岩上安身さん、大変ごくろうさまでした。 それにしても、大メディア各紙が岩上さんの名前やニコニコ動画、Ustreamなどの固有名詞を記事中に書かないのは失礼千万きわまりないことだ。 <続編> ◆青山貞一:読売、産経、中日、共同等、小沢インタビュー記事で誤報か? |