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普天間移設問題で県民大会
仲井真・松沢トンデモ発言は県民愚弄


独立系メディア「今日のコラム」
掲載月日:2009年11月8日
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 2009年11月8日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設反対を訴える県民大会が8日、同市の宜野湾海浜公園で開かれ、県内外から約2万1000人(主催者発表)が参加した。

 この県民大会は、政権奪取後、民主政権首脳である岡田外務大臣、北沢防衛大臣が民主党の外交方針である普天間飛行場代替施設の県外・海外施設を反故にし、名護市辺野古しか移設場所はない(北沢)、嘉手納基地に統合(岡田)といずれも沖縄県内への移設を容認するかの発言を繰り返してきたこと、

 また仲井真弘多沖縄県知事と訪米中の松沢成文神奈川県知事が、県外・国外移設は不可能と発言したことに対する抗議の意味から開催された。

 大会では新里米吉大会事務局長が壇上で仲井真・松沢両知事がわざわざ米国まででかけ、県外・国外移設は不可能と発言したことを「県民を愚弄(ぐろう)する身勝手な発言だ」と激しく批判した。

 さらにこの県民大会は、11月13日から2日間の予定で訪日する米国のオバマ大統領に、米軍基地が沖縄県民にいかに負担となっているか、(移設先とされる名護市の)辺野古の海がいかに貴重な海であるかを鳩山首相を通じ強く訴えて欲しいという意味もある。

「米大統領に強く訴えを」
=普天間移設問題で県民大会−沖縄

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設反対を訴える県民大会が8日、同市の宜野湾海浜公園で開かれ、県内外から約2万1000人(主催者発表)が参加した。

 伊波洋一宜野湾市長が登壇し、「来日するオバマ米大統領に沖縄の米軍基地がいかに負担となっているか、(移設先とされる名護市の)辺野古の海がいかに貴重な海であるか、鳩山首相から強く訴えてほしい」と語気を強めた。

 日米地位協定の改定を求め、仲井真弘多知事と訪米中の松沢成文神奈川県知事が、県外・国外移設は不可能と発言したことに、沖縄県議の新里米吉大会事務局長は壇上で「県民を愚弄(ぐろう)する身勝手な発言だ」と批判した。

 会場を訪れた宜野湾市の無職新垣仁英さん(68)は「県内に移設されても危険な飛行場であることは変わらず、納得できない」と述べた。
 那覇市の会社員石嶺淳也さん(35)は、政府の説明を「不十分」と感じて参加したという。移設先について「息子のためにも県外(移設)を望んでいるが、現実的に可能かどうか」と話した。

 大会では「新政権は米側の圧力に屈せず、対等な日米交渉で県民の声を堂々と主張すべきだ。小さな島沖縄にこれ以上基地はいらない」とする決議を採択した。

時事通信(2009/11/08-19:26)



現在のV字滑走路案
出典:青山貞一:辺野古アセスを徹底検証  代替施設移設予定地の概要

集会決議の要旨 普天間飛行場の県内移設反対

 私たちは沖縄県名護市辺野古への新基地建設と県内移設に反対するため、世代を超えて結集した。

 沖縄県は先の大戦で戦場となり、米軍の占領下に置かれた。今なお、米軍による犯罪や事故などによって県民生活が脅かされ、経済発展に大きな影響が出ている。

 米軍基地の整理・縮小・撤去は県民の願いだ。民主党中心の新政権に代わった今、あらためて県民の新基地建設ノーの意思を明確に伝える。辺野古は世界にも類を見ない生物多様性の豊かな海域だ。新基地建設は貴重な自然環境を守る上でも許せるものではない。

 10月に来日したゲーツ米国防長官は、どう喝とも思えるやり方で辺野古への新基地建設を迫った。13日のオバマ米大統領との日米首脳会談に向け、新政権は米側の圧力に屈せず、対等な日米交渉で県民の声を堂々と主張すべきだ。

 世界一危険な普天間飛行場は一日も早く閉鎖し返還すべきだ。小さな島・沖縄にこれ以上の基地はいらない。

共同通信(2009/11/08)