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2009年1月2日 1:41AM 完全な暗闇だ。ガザ市内の80%以上がすっかり闇に覆われている。 この暗闇のなかでは自分の指さえ見えない! 一方、家の外では、無人機が頭上で唸り、軍用ヘリが空を徘徊している。 家のなかに目を戻せば、子どもたちは就寝時間になっても床につきたがらない! 悪夢や爆撃、爆発を恐れているのだ。当然のことだ! ルーティンとなった航空機の音が6日以上にわたり昼夜を問わず続いていたが、それが突然、消えた。・・・爆発音。・・・継続する爆発音。 ・・・一連の爆発。 ・・・ほかにも身の毛のよだつ爆発が複数。・・・爆風・・・遠くで燃え盛る炎。 ・・・子どもたちがベッドから飛び上がる。恐がって・・・震え上がって・・・不安そうに・・・ どうしたらよいか分からずに!どこかに身を隠したい、でも、行くところなどないのだ。 まるでマットレスの下で爆発音がしているみたい、どうしたらいいの?と再び訊ねる。ただ待つしかないんだ!だが、どうしたら子どもに待つことを納得させられるだろう?しかも、何を待つというのだ? 今度は、救急車と消防車のサイレンが聞こえてくる。それでようやく我にかえる。自分がガザにいて、小さな発電機を動かして2009年新年に世界に向けてメッセージを書いているのだということに。 |