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2015年11月9日午後11時からのTBSニュース23で四国電力伊方原発事故時の防災訓練に関連し、環境総合研究所(東京都目黒区)が研究開発し活用している民間版SPEEDIの地形を考慮した3次元流体シミュレーション画像が放映された。 四国電力伊方原発事故時の放射性物質の3次元移流、拡散、沈降のシミュレーションについては、すでに愛媛新聞、大分合同新聞、高知新聞が一面トップで報道しているが、全国放映のテレビ局が同シミュレーションを取り上げたのははじめてである。 下はその一部である。 2015年11月9日午後11時からのTBSニュース23 NWES23では、福島第一原発事故並みの事故が起きた場合、さらに風速が2m/sの場合を想定し、国土地理院の地形データを使い20の風向についてシミュレーション結果を青山貞一が情報提供した。地形を考慮することで、方位ごとに著しく拡散のパターンが異なること、東系の風向の場合大分県にも高濃度のプリュームが到達すること、また北西系の風の場合、隣接する高知県にもかなりの放射性物質が拡散することなどが示された。 また地形を一切考慮しない場合と考慮した場合について、シミュレーション結果を相互比較する画像も放映された。伊方原発では佐多岬に居住する5000人超の住民の避難が大きな課題となるが、東風系の場合には、大分に向かう船舶がかなりの線量で被ばくする可能性もある。 2015年11月9日午後11時からのTBSニュース23 下は東京都目黒にある環境総合研究室の会議室で青山貞一へのインタビューをしている最中の写真である。インタビューは同日、午前4時から行われた。 撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900 2015-11-9 撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900 2015-11-9 撮影:鷹取敦 Nikon Coolpix S9900 2015-11-9 |