|
|
2008年11月1日から2日にかけ、北軽井沢の別荘を拠点に上州の晩秋を楽しんできた。 この時期、標高にもよるがこの地域は紅葉狩のまっただ中だ。幸い、北軽井沢、嬬恋村などは2日間とも晴天に恵まれた。とはいえ、別荘の室内は暖房なしの場合、夜は4度と氷点下に近い。 ※標高と紅葉 この時期、標高では1500m-で紅葉は終了。 1200-1500mでほぼ終わり。 900-1200mで真っ直中。 500-900mでぼちぼち。 -500mでは時期尚早といったところか。 もちろん、同じ標高でも地形により日当たり風当たりなど 気象条件によって、また植物の個体差により紅葉時期は 変わりる可能性がある。 現地に行く前日、テレビ朝日スーパーJチャンネルで吾妻 渓谷で紅葉が見所と報道していたが、吾妻渓谷は500- 650mの標高にあり、ごく一部を除き紅葉はこれからだった。 田代湖周辺の標高は、おおよそ1300mである。 「上州高原の晩秋短訪シリーズ」の最初は、嬬恋村の国道144号線を鹿沢方面に行ったところにある田代湖である。田代湖は東京電力の水力発電用の貯水池(鹿沢貯水池という)であり、一般には公開はしていない。 東京電力の言い分として、田代湖を公開しない理由には、住民が勝手に湖に入り水泳をして水死したり、釣りをたことなどがあるようだが、だからといって外部からまともに公益事業が設置、運営する田代湖が満足に見えないというのもおかしなものだ。 私はこの初秋、鹿沢に出かけたときにはじめて田沢湖の存在を知ったが、結果として田沢湖の周囲はフェンスが張り巡らされていて中を覗くことはできなかった。その後、田代湖周辺に、一カ所、湖を一望できる場所があることを知った。 ◆青山貞一:初秋の信州街道・秘湯探訪 @田代湖と鹿沢高原 そこで、今回、敢えてその場所に行き、以下のすばらしい写真を撮影することができた。もちろん、そこは東電の私有地の外である。 田代湖周辺の地図。この地図は上下左右に動かせます。 またズームイン、ズームアウトも可能です。マウスで試してください! 出典:Google Map 世界に冠たる公益企業の東京電力であれば、せめて数カ所、ちゃんとしたVista Point(見晴らし台)をつくり、地域住民や自然保護団体などに自然や景観を見せて欲しいものだ。 嬬恋村の田代湖 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 田代湖がある地域の標高はおおよそ1100m〜1200mの間である。 嬬恋村の田代湖上の水鳥 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 嬬恋村の田代湖の小さな島。 川鵜や渡り鳥が羽を休める格好の場となっている。 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 嬬恋村の田代湖周辺のカラマツ(林針葉落葉樹)。ときまさに紅葉。 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1 カラマツ属 |
嬬恋村の田代湖
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1
下は、田代湖から見た浅間山山系。噴煙を上げる浅間山がよく見える。
ただし、この写真は2008年9月の初秋に撮影したもの。
雲煙を上げる浅間山
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 2008.11.1