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上州高原の晩秋短訪
C壮大・雄大、四阿山遠望

青山貞一
掲載月日:2008年11月2日
無断転載禁

 
 「上州高原の晩秋短訪シリーズ」4番目は、四阿山(あずまやさん)である。

 ※標高と紅葉

   この時期、標高では1500m-で紅葉は終了。
   1200-1500mでほぼ終わり。
   900-1200mで真っ直中。
   500-900mでぼちぼち。
   -500mでは時期尚早といったところか。

   もちろん、同じ標高でも地形により日当たり風当たりなど
   気象条件によって、また植物の個体差により紅葉時期は
   変わりる可能性がある。

   現地に行く前日、テレビ朝日スーパーJチャンネルで吾妻
   渓谷で紅葉が見所と報道していたが、吾妻渓谷は500-
   650mの標高にあり、ごく一部を除き紅葉はこれからだった。

 国道144号線の田代湖周辺の標高は、1300mである。

 四阿山は、国道144号線で田代湖から鹿沢に向かう国道94号線を曲がる周辺で車窓右側に見える。この地点から見る四阿山の雄大な姿は旅行者必見である。

 
今回は写真にあるように、好天に恵まれ、晩秋で黄色づく四阿山麓一帯が遠望できた。この四阿山は、標高2,354mある。群馬県と長野県の県境にあり、日本百名山の一つにも数えられており、浅間山系の黒斑山同様、登山、トレッキングのメッカとなっている。登山は群馬県側、長野県側双方から可能だ。

 主な登山ルートは以下の通り。菅平牧場〜根子岳〜四阿山
  • 四阿高原〜四阿山
  • 鳥居峠〜四阿山
  • パルコール嬬恋〜四阿山
 なお、パルコール嬬恋のゴンドラリフト「ゴンドラパルキャビン」が夏季も運行しているので、登山に利用することもできる。

四阿山(あずまやさん)

 長野県と群馬県の県境に跨る山。標高2,354m。日本百名山の一つに数えられている。吾妻山・吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれ、嬬恋村では吾妻山が用いられている。

 四阿山一帯は、75万年から20万年前に活動した粘性の低い溶岩による成層火山で、34万年前の噴火により直径約3Kmのカルデラが形成された。その後の侵蝕により現在の複数峰による(四阿火山)の形態に至る。四阿火山とは周辺の根子岳、四阿山、浦倉山、奇妙山の総称。志賀高原から続く火山帯に属する。

 この山の南西(長野県)側にスポーツ等の合宿で名高い菅平高原が広がり、東(群馬県)側にはスキー場「パルコール嬬恋スキーリゾート」がある。また、この山の北には日本の滝百選の一つである米子大瀑布がある。

                           出典:Wikipedia


 下の地形図から四阿山と田代湖の位置関係が分かる。鹿沢や湯の丸は田代湖のずっと南西側になる。下のグーグル地図をマウスで動かすと位置関係が確かめられる。


四阿山周辺地図。この地図は上下左右に動かせます。
またズームイン、ズームアウトも可能です。マウスで試してください!
 出典:Google Map


晩秋の四阿山遠望。目の保養ができる!
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10  2008.11.1

 この展望地点(Vista Point)では、日本でなかなか味わえない壮大かつ雄大な景観が眼前に展開する。四阿山麓の裾野の広がりはすさまじく、富士山や浅間山も顔負けである。


晩秋の四阿山遠望
撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10  2008.11.1