エントランスへはここをクリック   

<今日の一枚>

昔「紫禁城」、

今「故宮博物院」
Gugong Museum in Beijing, China

青山貞一

掲載月日:2008年12月3日


 2008年11月24日(日)中国滞在の最終日の前日、北京林業大学への表敬訪問後、故宮博物院にでかけた。天気は晴天だ。 ホテルから故宮博物院の北門までタクシーで約25分、大人一人40元(=560円)の切符を買い神武門から故宮博物院に入る。ちなみに4月から10月は一人50元である。


北京の地図の表紙にも使われている屋根の飾り
撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10

 故宮と言えば、友人の音楽家、坂本龍一さんが映画音楽を担当した「ラストエンペラー」の本拠地、その昔は紫禁城と呼ばれていた。 今回は、帰国する前日の数時間だが、故宮博物院を見て回わった。中はなにしろ広い。周囲は3.7kmあるという。おそらく北京オリンピックを契機に建築物の修復や清掃が一気に行われたらしく、建築物の色、とくに赤が非常に艶やかとなっていた。

 紫禁城の中を一人でゆっくり歩いていると、どこからともなく「ラストエンペラー」の音楽が聞こえてくる錯覚に陥る。

 ※故宮博物院公式サイト(日本語、英語解説あり)

 天安門広場のブログでも述べたが当日、北京はすばらしい天気だったが、浮遊粒子状物質などが滞留しているせいか、澄み切った秋の青空は見れなかった。オリンピック終了後、北京の大気汚染は元に戻ったようだ。

 なお、韓国のソウルにある景福宮は、この紫禁城を手本として造られたとされている。

 ※青山貞一、ソウル特別市とその周辺、、景福宮

紫禁城(現在は故宮博物院)

 中華人民共和国の北京に所在する旧王宮、歴史的建造物。「北京と瀋陽の明・清王朝皇宮」の一つとしてユネスコの世界遺産(文化遺産)となっている。面積は 725,000m2 あり、世界最大の宮殿の遺構である。現在は、博物館(故宮博物院)になっている。

 当初元がつくったものを明の成祖永楽帝が1406年から改築し、1421年に南京から北京へ都を遷してから清滅亡まで宮殿として使われた。

 1644年の李自成の乱で明代の紫禁城は焼失したが、基礎が残っていたので後継王朝の清が再建して、清朝の皇宮として皇帝とその一族が居住、および政治の舞台となった。

 1912年に清は滅亡するが中華民国の臨時政府の「優待条件」として最後の皇帝溥儀とその一族は、紫禁城の内廷での居住を許された。しかし1924年10月の馮玉祥による北京政変の際、11月5日をもって溥儀以下清の皇族は紫禁城を退去した。その後、故宮と呼ばれルーヴル美術館などの例に倣い1925年10月10日より博物館とされた。

 1949年、毛沢東は城門の一つである天安門で中華人民共和国の建国を宣言した。現在は建物自体も明と清の歴史を伝える故宮博物院の文物の一つとして一般開放されている。

出典:Wikipedia


 本ブログの写真:
 青山貞一撮影 Nikon CoolPix S10


故宮博物院の北門(=神武門)。入場料は11月は40元。
撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


紫禁城で最大の宮殿、太和殿。
撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


映画「ラストエンペラー」のポスター
出典:Bernardo Bertolucci Film


この日は大気汚染のせいか、ついぞ真っ青な空を撮影することは
できなかった。
撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10


故宮博物院の南門(=午門)。このさらに南側に天安門がある。
撮影:青山貞一、Nikon Coolpix S10