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日本人医師ガザ入り

石橋優子

掲載月日:2009年1月16日
独立系メディア「今日のコラム」特集:ガザ問題


2009.01.15 Thursday
ラファからの電話

 「今、ダルウィッシュの家に着いた」 という電話がありました。つい先ほど。パレスチナに出かけている桑山さんからです。

 今朝も早くからラファ検問所へ出かけ、粘り強く交渉。医師であること、現地からのレターがあることを強調して、入域の許可を取りつけました。現地時間11:30、攻撃が静かな時を見計らって、迎えにきた救急車でダルウィッシュの待つラファ市内へ向かいました。

 「ラファ市内は比較的静かだ。だけど、活動地の近くも爆撃されて、亡くなった人がいる」

 明日からはラファ市立病院で仕事をする予定です。

 昨日のブログに書いていた入域許可を可能にする「作戦」について聞いてみました。すると、 「笑顔、優しい態度、強いまなざし」 という答えが返ってきました。目の前で立ち上る黒煙への恐怖よりも、そこで暮らす人々への思いが勝った結果でしょうか。ふと、ティモールにいるダン先生の姿を思い出しました。

 明日、朝日新聞と共同通信配信の全国の地方紙が「日本人のNGO医師、ラファ入域」ということで詳しく記事にしてくださるとのことです。詳細はそちらをご覧ください。

事務局 石橋優子