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ガザ地区:被害状況のその後
 
特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン

掲載月日:2009年1月31日
独立系メディア「今日のコラム」

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★ガザ地区の被害状況
(2008年12月27日から2009年1月19日の間)
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◇死者:1,314人(うち412人が子ども、110人が成人女性)
◇負傷者:5,300人(うち1,855人が子ども、795人が成人女性)
※停戦後、不発弾で子どもが2人死亡。海上からの砲撃で数人が負
 傷している。また1月27日にはハンユニスが空爆されて、死傷
 者が出ている。

◇家屋の破壊:全壊4,000棟、半壊17,000棟

◇食料:1月25日の段階では、必要とされている食料の20%し
 かガザに届いていなかった。検問所でのセキュリティ検査に非常
 に時間がかかり、物資の搬入自体が困難。

◇電気:40%が完全に停電している。残り60%も1日に数時間
 しか電気が使えない。

◇水道:復旧率は70%と言われるが、実際に水へのアクセスがあ
 る人の数はもっと少ない。

◇医療:医療機関は依然として負傷者の対応に追われ、一般の患者
 の診療は進んでいない。

◇調理用のプロパンガス:ようやく搬入され始めたが、量が少なく
 圧倒的に足りていない。

◇自動車のガソリン:昨年11月以降、(国連を例外として)全く
 入っていない。

◇紙幣:ガザ地区ではイスラエルの通貨が使われているが、量が足
 りていない。イスラエルがガザに紙幣を供給することを拒んでい
 るため、銀行に預金があっても引き出すことができない。

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★ガザの写真:新しい写真が、明日!ホームページにUPされます
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 すでに、ガザの被害の様子の写真がアップされています。

 また住居を破壊されたアトファルナろう学校の生徒の家庭訪問し
たときの写真を明日以降ご覧になることができます。
 http://ccp-ngo.jp/photo.html

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☆ガザでいま必要なこと☆
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★物資やお金の搬入
 各家族が最低限度の生活ができるよう、もっと多くの物資が必要
 とされています。また、家庭によって異なる事情(赤ん坊がいる、
 病人がいるなど)に対応するためには、現金の支給も必要です。
 そのためには救援物資の搬入が、もっと迅速に行われることが必
 要です。

★封鎖の解除
 救援物資も封鎖によって届きません。また経済が復活し、日常生
 活を送れるようにするためには、早急に封鎖の解除が必要です。
 そうしないと、全住民が援助に依存しなくてはなりません。署名
 など、国際社会がイスラエルに圧力をかける必要がいっそう高ま
 っています。

★ストレスやトラウマへの対処
 停戦が不完全(双方がそれぞれ一方的に停戦を宣言しただけ)な
 ので、人々の心理的ストレスはひどくなっています。90%以上
 の人たちが不安を抱えていて、些細なことでパニックになってし
 まいいます。

 「人がいっぱいいるところで、子どもがおもちゃで遊んでいて、
 それが“バン”という音を出したところ、みんなくもの子を散ら
 すように逃げた。」「国連の学校が何らかの理由で時間短縮にし
 て、子どもを早く下校させたところ、「爆撃が始まる」という噂
 がガザ市中に広がった」(ともに現地スタッフの電話より)など
 パニックに簡単におちいる状態です。

 不安定な政治状況と生活の中で、精神的安定が重要となります。
 心理サポート事業が火急の課題です。

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☆当会の支援活動・これまでの経過報告☆
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★日本国内での活動
 ・停戦を訴える
 ・ガザ市民の声と実情を日本国内に伝える
 ・絵葉書キャンペーン「ガザのいのちを守りたい」を実施中
 ・募金活動

★現地での活動
 ・医療支援
 ・エルサレムからの支援物資搬入(物資はまだ検問で止まってい
  る状況)

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☆これからの支援☆
国内での活動を継続し、現地での活動を本格化します。
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★支援物資の配布
  対象:障がい(特に聴覚障がい)のある貧困層500〜1,000世帯
     ガザ市、ジャバリア、ラファなど
 ・地元NGOと協力し、迅速な配布を行います。
 ・ガザ地区内で物資を調達して、直接物資を届けます。
 ・プロパンガスや水、衣料品など、食料以外の生活物資も配布予
  定です。また、家をなくした人たちなど、必要に応じた現金支
  給も実施します。

★ろう学校、子どもセンターの再開
 アトファルナろう学校は2月1日から再開予定です。生徒と職員
 は全員無事でしたが、家族を亡くしたり、家屋が破壊された生徒
 がたくさんいます。
 
 ハンユニスの子どもセンターは1月25日から部分的に再開しま
 した。しかし多くの子どもが避難所生活をしていて、心理的問題
 を抱えています。また安否不明の子どももいます。

★子どもと障がい者、その家族を対象とした心理サポートの開始
 当会のこれまでのジェニンやレバノンでの経験を生かし、ろう学
 校と子どもセンターを拠点として、家庭訪問、子どものアクティ
 ビティ、母親など家族向けのワークショップを実施します。障が
 い者向けの特別な活動も行います。

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☆私たちにできること☆
日本でも以下の支援ができます。ご協力お願いします。
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★絵葉書を送る
 ガザを支援するための絵葉書セット(5枚1組1000円)を作りま
 した。あなたからのメッセージをのせて、友人やお知り合いにガ
 ザのことを知らせてください。絵葉書の売り上げはガザ緊急支援
 に使われます。

★署名をする
 救援物資さえ入らないという非人道性がますます明らかになって
 いるガザ封鎖の解除を求める署名を継続しています。5200人を超
 えました。http://www.shomei.tv/project-433.html

★絵葉書と署名の詳細は、ホームページををご覧ください。
 絵葉書は読売新聞、朝日新聞、NHKでも紹介されています。

★募金もお願いしています。詳しくは以下をご覧ください。
 http://ccp-ngo.jp/bokin-gaza.html

●郵便払込
 加入者名: パレスチナ子供のキャンペーン
 口座番号: 00160-7-177367

●銀行振込
 みずほ銀行 高田馬場支店 普通8030448

※領収証をご希望の方は、
 Eメール、ファックス、郵便などで、お名前とご連絡先をお知ら
せください。

●インターネットから
(クレジットカード、ジャパネット銀行もご利用になれます)

「イーココロ!」から http://www.ekokoro.jp/
 パレスチナ、ガザへの緊急支援のお願い

オンライン寄付サイト「Give One」から
ガザ緊急募金  http://www.giveone.net/cp/pg/TopPage.aspx