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政策学校 一新塾公式Web 独立系メディアの一新塾スレッド 政策学校一新塾は今年で設立15年になる。 2003年1月にNPO法人格を取得し、特定非営利活動法人一新塾として大前研一氏から独立し現在に至っている。 私が代表理事として一新塾に本格に係わりだしたのは、共同代表の森嶋伸夫さんから相談を受けNPOとして再出発したときからである。 以来7年、森嶋共同代表理事と一緒に一新塾を運営してきた。私の役割は入塾式、卒塾式、塾生への助言・指導の冒頭で基調講演、ミニ講義を行うことである。 2009年11月8日(日)、東京都千代田区にある日本教育会館で午後2時より政策学校、特定非営利活動法人一新塾の入卒塾式及び助言指導を開催した。この入卒塾式及び助言指導は、春と秋の2回開催している。1年のプログラムで入塾は年に2回あり、同時に卒塾も2回ある。今回は23期の塾生が卒塾、24期が中間発表、そして25期が新規に入塾してきたことになる。 第25期の入塾生は、この半年、一新塾の卒塾生が多数、首長(千葉市長、横須賀市長、宇部市長、柏市長、上峰町長、衆議院議員(民主党から立候補した塾生は全員)、都議会議員(民主党から立候補した塾生は全員)が当選したこともあってか、本科、通信科を含め120名を超えた。一新塾設立以来、入塾希望者が最高となった。 午後2時過ぎに、青山の基調講演がはじまる。下は基調講の演題である。 このところ入卒塾式では、民主党以前に「生活者主権」を掲げてきた一新塾が最重要視している「主体的市民」について話している。それは私達国民が「観客民主主義」、「劇場型民主主義」から脱し、「現場主義」に依拠し主体的に問題解決にかかわること、すなわち私達自らが隗より始めるために「主体的市民」となるための条件だ。 下は熱心に聞き入る塾生。基調講演は約1時間である。 青山の講演終了後、最初に第24期塾生による政策提言の中間発表が行われる。それぞれの政策提案グループが、会場の前に出て、1グループ5分、パワーポイントを使い簡潔に要点をついて発表を行う。 発表後、すかさず青山代表理事、前沢理事、森嶋代表理事(事務局長)がそれぞれ90秒の助言・指導を行う。今回は13グループあり、それぞれの発表に対して助言、指導を起こった。 1グループの構成人員は3名から5、6名までさまざまであるが、いずれも自分たちでテーマを設定し、講師からの講義、現地調査、文献資料調査、インタビュー調査、グループ討議、模擬イベントなどを通じて政策提言内容を高めてゆく。 第24期中間発表 (1)「隣の仏様プロジェクト」 (竹内亜紀子) (2)「こどもたちのエコスクール」 (迫博司) (3)「笑顔と夢を運ぶサンタクロースプロジェクト」 (勝見恭子) (4)「地域振興―伝統工芸、食、興業などを中心に探る」(山口啓美) (5)「『地方分権による地域の活性化と雇用創出』実現」(松永久志) (6)「東京の方々に辺野古を伝えようプロジェクト」 (春田一吉) (7)「Axeジャパン!プロジェクト」 (水落勝彦) (8)「いなぎ里山プロジェクト」 (内田竹彦) (9)「多文化共生で日本を元気に!」 (小林慎弥) (10)「博士と子供たちに笑顔をプロジェクト」 (小林克彦) (11)「予防医療市民プロジェクト」 (浜野雅彦) (12)「医療特区で日本を「世界の病院」に!」 (若狹義臣) (13)「REAL VOTE」 (渡辺宗一郎) 塾生による政策提言にコメントする青山貞一 塾生による政策提言にコメントする青山貞一 24期塾生による中間発表と助言、指導終了後、今回卒塾予定の第23期のグループがいちグループ毎に会場の前に出て、1グループ5分、卒塾の政策提言発表を行い、青山代表理事、林理事、森嶋代表理事(事務局長)から、それぞれ90秒の寸評をもらう。卒塾なので批判的なコメントではなく、過去の助言、指導が最終提言にどう生かされているかが重視される。 第23期卒塾発表 (1)「Human Nature」 (東大史) (2)「高齢者いきいきゆうゆうライフサポートPJ」(河西俊文) (3)「交流達人傾聴力道場よかと塾」 (吉田輝倫) (4)「農 meets Design」 (篠山千之) (5)「ネット&リアルで社会変革相互支援PJ」 (西村豊) (6)「アジア交流プロジェクト」 (小松崎典子) (7)「株式会社ありがトン」 (澤登和夫) (8)「実現バンク」 (大島哲也) 下は助言指導を受ける塾生たち。 塾生による政策提言発表 塾生による政策提言にコメントする青山貞一 左から青山、林理事、森嶋代表理事・事務局長 最も優秀な卒塾グループを塾生全員そして理事全員が投票し、それぞれ塾生賞、理事賞が決められ、賞状、副賞などが手渡される。また卒塾生には修了証書も渡される。今回は、塾生賞、理事賞ともに、自ら「うつ」を克服し、うつ専門のカウンセリング、「株式会社ありがトン」を起業され、日夜がんばっている澤登和夫氏のグループに決まった! 入卒塾式終了後の講評 左から森嶋代表理事(事務局長)、青山代表理事、前沢理事、林理事 午後2時に始まった入卒塾式及び助言指導全部終了したのは午後8時少し前、6時間弱となった。これは毎回のことであるが、助言指導は理事と塾生との間でのいわば「命を賭けた格闘」でもある。 下は終了間際の会場。疲労困憊ながら達成感がみなぎる! 私は持病(喘息)もあり失礼することが多いが、この後、多くの塾生は二新塾(懇親会)に参加し、気勢を上げる! |