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トヨタ自動車は昨年、2009年11月25日、米国カリフォルニア州でトヨタ車のアクセルペダルがフロアマットに引っ掛かり家族4人が死亡した大事故に関連し、高級車レクサスES350はじめ8車種を対象に、ペダルの改修及び運転席・助手席のフロアマットの交換などを2010年初めから無償で実施すると発表していた。 そのトヨタのリコール台数は426万台(2009年11月15日現在)に及ぶと想定されいた。 今年になってトヨタ自動車は2010年1月21日、踏み込んだアクセルペダルが、元の位置に戻らなかったり、戻るのに時間がかかったりして事故につながる恐れがあるとして、米国で製造・販売したスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」や「カローラ」などさらに約230万台を自主的にリコール(回収・無償修理)すると発表していた。 米トヨタ販売によると、昨年2009年11月、高級車「レクサスES350」や「カムリ」など約426万台を対象とするリコールを開始したばかり。このうち約170万台は、今回のリコールの対象にもなっている。この一連のリコールは米国では過去最大規模、トヨタ車の信用力がさらに低下する恐れがある。 今回リコールに踏み切ったアクセルペダルの不具合はトヨタの社内調査で見つかった。実際に事故につながったケースは報告されていないが、安全性確保を優先して無償修理を決めた。リコール費用は非公表だが、米国の自動車販売が落ち込む中、収益の圧迫要因になりそう。 以下は、トヨタの大規模リコールのさらなる続報である。 米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、トヨタ自動車が不具合を認識している車種について法的に販売停止を義務付るとした。 具体的には、NHTSAの報道担当カレン・アルダナ氏は1月27日、トヨタには「トヨタは不具合を認識している車種について、不具合問題が解決するまで販売しない法的義務がある」と説明している。 そのトヨタは1月26日、米国で230万台のリコール(無償の回収・修理)の原因となったアクセルペダルを採用する最量販車「カムリ」など8車種の米国での販売を一時中止すると発表していた。
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