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私は独立系メディアに以下の論考を書きました。 ◆青山貞一:普天間飛行場代替施設は民主・国民新のデキレースで 「キャンプ・シュワブ陸上部」となる可能性大! http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col15542.htm 民主党と国民新党が普天間飛行場の代替施設を名護市の辺野古近くのキャンプシュワブの陸上部案と嘉手納基地統合案にほぼ決めたのが3月4日ですが、5日になって超ド級の関連記事が日刊ゲンダイに出ました。全文をそのまま掲載しましたのでご覧下さい! なお、本件を含め明日、三鷹公会堂で開催する講演会で詳しく話す予定です。 ◆シンポジウム「沖縄の環境と人権と基地」 3月7日三鷹市民会館 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col15565.htm ●辺野古を買っていた「政界9人リスト」が問題化 日刊ゲンダイ 2010.3.6号 http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col15544.htm 記事の核心は以下の通り。 「1月の名護市長選では基地移設反対派が当選しましたが、いくら沖縄県民が反対しても、移転先は辺野古で決まりでしょう。基地移転を当て込んで、先行投資している勢力がいるからです」(政界事情通) 「沖縄の土地をめぐっては、小沢幹事長が購入していることが一部で報じられた。これは資産公開で明らかになっているが、問題は、隠れてコッソリ買っている連中だ。 「公安当局と防衛庁調査部が秘密裏に調べた結果、辺野古周辺の土地を購入している政界関係者は、小沢氏以外に少なくとも9人いた。当局は購入時期や面積、購入価格など詳細なデータを持っているが、今のところ、この“9人リスト”は封印されている。いずれも別人の名義にしてあったり、間にいくつも業者をカマせるなどして、本人の名前が表に出ないよう巧妙にカムフラージュされています」(公安関係者)」 9人は日刊ゲンダイの記事によれば相当する議員のイニシャルは、以下のようになります。 辺野古周辺の土地などを買っていたのは、分かっただけで自民党6人、民主党2人、国民新党1人の9名で以下の通り。それ以外にもいる可能性があります。 自民党: 1 防衛庁長官経験者 N 2 防衛庁長官経験者 K 3 防衛庁長官経験者 I 4 特命大臣沖縄担当 T 5 官房長官経験者 N 6 小泉首相の秘書官 I 民主党: 7 現役閣僚 M 8 現役閣僚 K 国民新党: 9 S 日米合意直後に小沢一郎氏が購入した土地は、辺野古から10km南西に離れた宜野座村のものですが、今回明らかになった9人の土地が辺野古、キャンプシュワブ、大浦湾近くであることが事実なら、キャンプシュワブ陸上案はそれだけでぶっ飛ぶことになります。 また国民新党がキャンプシュワブ陸上案に決めた張本人は、いうまでもなく沖縄県宮古島出身のS議員(元自民党沖縄県連常任顧問。元大米建設副社長)ですが、9人リストにはその下地議員のイニシアルもある。土地購入は事実かという日刊ゲンダイ本紙の取材に対し、「そういう事実はございません」(S事務所)としているが、以前からS議員については大米建設の経営が厳しいことに関連し、キャンプシュワブ案との関係が取り沙汰されている。 なぜ、自民党議員と一部民主党の議員、それに国民新党のS議員が辺野古、キャンプシュワブにこれまで異常にこだわったかがこれで明確になるはずです。 沖縄県出身の国民新党のS議員が中心になりキャンプシュワブ陸上案に決めていますが、そのSもリストにおりやっぱりということになります。 以前、テレビカメラの前で、「アメリカにひれ伏してでも辺野古案にしろ」と豪語した自民党の防衛大臣経験者のIもいます。 さらに民主党現役閣僚のMと言えば、国土交通大臣しかいないことになります。また民主党の現役閣僚でKといえば防衛大臣か文部科学大臣ですが、おそらく防衛大臣(長野県が選挙区)でしょう。このKも辺野古、キャンプシュワブしかないと昨年秋以来こだわっていました。 自民党のNやK(ともに防衛庁長官、防衛大臣経験者)は、利権問題でいつも問題となる議員です。 それにしても摩訶不思議なのは、大メディアがこの事実を知りながら(知らなければ取材能力なし)一切、記事やニュースにしていないことです。公安関係と防衛省が調べた上での詳細リストであれば、堂々と記事にすればよいはずですが?? |