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◆東京都知事選

細川・小泉新宿演説会場

警備・警護は過剰
 

青山貞一・池田こみち
独立系メディア E-wave Tokyo

掲載日:2014年1月23日
無断転載禁


 今、新宿からもどりました(2014年1月23日夜)。何しろ現場は警察の異常な警備というか、選挙妨害とういうか、すごい数の警官で写真を撮るのも一苦労でした。

  独立系メディアがある東京都目黒区大岡山から新宿駅までは徒歩を含め約30分です。明日から北アフリカ出張なので、夕方、青山、池田で新宿駅東南口で午後4時30分から行われる今日おそらく3度目の細川氏の立ち会い演説会を聞きに行きました。

 行ってみて驚いたのは、異常な警備、警護です。

 どうみても過剰。まるで有権者を首相官邸前のデモ隊同様、もの凄い数の警官、私服警官、おそらく公安警察、それにSPが過剰な通行規制しています。日本の場合、欧米のような市民広場(パーク、ソカロなど)がないため、本来主役であるはずの有権者、納税者が警察官の過剰警備の規制の対象となっています。非常にいやーな感じです。


撮影:青山貞一 ソニーデジカメ DSC-HX50V

 私たちが高架橋の上で写真を撮影していると、すぐに寄って来て「ここは立ち止まらないで」と言う私服や警官に、「あなた方は何の根拠法をもとに規制しているんですか?」と聞くと、「あくまでも、規制ではなく、これはお願いです」という。私たちはメディアです、と言っても、「メディアの方々にも同様にお願いしています」という。

 その結果、非常に狭い一角に、有権者もメディアも押し込められています。しかも、その狭い一角の最前列は、大きなテレビカメラが陣取り、せっかく立ち会い演説会の現場に来ながら、有権者は押すな押すなのすし詰め状態になりました。

 そこで私たちは「あなた方の言い方や態度は、到底お願いしているという姿勢ではないですよ!」というと、下を向いていました。

 元総理2人の警護、警備が大切なことはわかりますが、これはあくまで有権者が立候補者の演説を聞く、聞けることが大切なのであって、警備、警護で聞ける場所は一部、そこに有権者がギューギューと押し込められていること自体異常なことだ。


撮影:青山貞一 ソニーデジカメ DSC-HX50V

 実際、新宿駅東南口周辺の街路、歩道、階段、それに街宣車の前面などが全面的に通行規制され、写真にある一部に有権者が押しこめられたため、その一部が超過密、逆に危険な状態になりました。

 新宿駅東南口の夕方は通勤客が集まる場所、そこでの立ち会い演説会なのに、警視庁の対応はまるで有権者に聞かせないための措置のよう、有権者にさっさと帰ってくれと言わんばかりでした。石原知事時代、警察官僚上がりの浜渦副知事らが警察官の数を大幅に増やしています。有権者、納税者にとっては本末転倒の警備、警護であると言って良いでしょう。


撮影:青山貞一 ソニーデジカメ DSC-HX50V

 昨日(2014年1月22日)の議員会館での細川会見には、約300人の記者らと50本近くのテレビカメラ(マン)が参加したそうですが、終了後に出た記事、とりわけ時事通信、読売新聞など記事は、細川会見を中傷することだけが目的のお粗末きわまりない記事ばかりと言えます。 しかも、東京都知事の選挙なのに、東京新聞の記事も共同通信の配信記事だけというお粗末さでした。

 ところで、以下の写真は今の日本のお粗末なメディアの状況を象徴するような写真です。

 有権者は警察やSPの警護により細川・小泉両氏が乗っている車からはるか遠くに遠ざけられました。その結果、遠ざけられた最前列には、ごらんのように、我が物顔にテレビカメラが陣取っています。

 その数、10以上。集まった有権者はほとんど細川さんや小泉さんの顔もみえません。せっかく、演説現場に行ったからには、二人の顔姿を見たいでしょうに。


撮影:青山貞一 ソニーデジカメ DSC-HX50V。

 下は望遠で撮影した細川、小泉のツーショット写真です。今日は、鷹取敦さんの高級デジカメを借りていったので、かなりの望遠でもブレずに撮れました! 


撮影:青山貞一 ソニーデジカメ DSC-HX50V