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コペンハーゲンでのCOP15開催の直前、クライメイト・ゲートと呼ばれる地球温暖化問題の最も基礎的データが英国の大学の教授らによって改竄されていたことが分かり、日本以外の欧米では新聞のトップなど主要面を飾った。
なぜ、いやいつものように、原発事故同様、日本だけはその手の出来事は談合的に大メディア全体に無視され、多くの国民はケナゲに大メディアと政府が繰り広げる温暖化キャンペーンに善意の協力をしている。 もっぱら、エコカーであれエコ家電であれ、仮に買い換えた製品がいくばくか省エネであっても、廃棄物となった車や家電の処理や処分に膨大なエネルギーが投入されている現実がある。 クライメイト・ゲートが意味するところは、総じて利権、権益である。何でもかんでも環境と言えば、地球温暖化対応と言えば簡単に騙され、高額製品であれ、税金を容認してしまう日本人的善意を来年以降、真に再考しなければならい。 とはいえ、純粋、単純に世界中で従来の電球をこの製品に代えれば、明るさが同一で消費電力が約1/10、年間電気料金も約1/10、したがって間接的に排出されるCO2も約1/10になる魔法のような製品がでてきた。 LED電球、発光ダイオード電球だ。 発光ダイオードは、電飾などでよく使われているあれだが、これを照明に使うことで消費電力、価格、CO2排出量が従前よりいずれも1/10程度になる。 LED電球の例 唯一の何点が購買時の価格だった。 2009年6月、シャープが従来の約半額となる製品でLED電球市場に参入した。これまで実売価格で7000〜8000円していたLED電球を、一気に4000円以下で提供することを明らかにしたインパクトは大きかった。 これに対して、6月22日には以前からLED電球を販売していた東芝ライテックも価格を大幅に引き下げた新製品を発表。量販店側の期待も大きく、専用売場を設置するなど、売り込みに力を入れている。 東芝のLED電球例 しかし、シャープや東芝の価格の2/3から1/2の低価格のLED電球が2009年12月もおしせまった22日、韓国最大手のLED照明メーカー「FAWOO TECHNOLOGY(ファウ テクノロジー)」から発売されることになった。 またオリオン電機(本社・福井県越前市)と生活雑貨卸業のドウシシャ(同・大阪市)が共同開発した製品も40ワット相当と60ワット相当の明るさを持つ2種を販売している。 オリオン電気の2000円を切るLED電球の例 割安な小型LEDチップを使用することで、コストをダウンし、40ワット相当が1980円、60ワット相当が2480円である。 今後、世界中でこのLED電球が使われるようになれば、間違いなくそのぶん世界中の消費電力は減少することになる。また寿命と年間電気料金も間違いなく減少することになり、掛け値のない省エネ製品となる。 階段の踊り場、トイレ、浴室など白熱電球を使うカ所では、頻繁にオンオフするため、どうしても寿命が短くなるが、LED電球なら切れる心配もほとんどなくなる。
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