本コラムの分類<世界紀行>
2006年3月、北イタリアのミラノ北部にあるセベソという小さな町を訪れた。いうまでもなくセベソでは30年以上前、農薬工場が大爆発し、猛毒ダイオキシン類が空中に大量に飛散した町である。
私達はミラノにあるロンバルディア環境財団でミラノ大学の教授等と議論した後、セベソを訪問した。
その前日、コモを訪問した。スイスとイタリアの国境添いには多数の湖がある。そのうちのひとつコモ湖、イタリア語で
Como Lago の早春である。
下の写真はミラノ北駅の電光掲示板である。12:12発 Como Lago その次が 12:23発 Seveso
行きの列車である。いずれも終点駅にある。
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2006年3月14日
下は終点のコモ湖駅。
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2006年3月14日
この駅の真ん前から、コモ湖が一気に展開する!
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2006年3月14日
地中海に面するイタリアはどの地域でも日差しが強いが、3月中旬の北イタリアのコモの日差しは柔らかい。湖面も平穏、静穏。すべての山が湖に急傾斜で落ちる。その途中に肩を寄せ合うように別荘や小さなホテルが建ち並んでいる。イタリアならどこにでもある風景だ。
撮影:池田こみち Sony Cyber Shot 2006年3月14日
コモ湖駅周辺に小さな町がある。立派な教会もあれば、迷路のような路地にはアパレルやレストランが建ち並んでいる。ジェラートの店もある。
撮影:池田こみち Sony Cyber Shot2006年3月14日
イタリアに限らず欧州の都市の多くは、中心市街地にぎっしりと古い建物が建て込んでいて、樹木や花などの植物はほとんどない。春の訪れはおそらく日差し、空気や気温、天気の変化で感じるのだろう。
撮影:池田こみち Sony Cyber Shot2006年3月14日
コモ湖の北はスイスである。下の写真の正面に見える山脈の奥はスイスである。
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2006年3月14日